yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

伊勢大神楽、山本勘太夫社中の節分奉納神楽 in「建部大社節分祭」@建部大社2月3日

伊勢に四百年前より伝わる大神楽のうち、山本勘太夫社中の神楽奉納が近江の建部大社で行われた。

昨年、ドキュメンタリー番組で「伊勢大神楽」を初めて見て、強く感動して記事にしている。能楽と共通した日本の芸能の原点というか源流の一つをみたように思った。この番組は2006年取材のもの。何社も合った講がだんだん減っていると知り、早く実際のものを見たいと願ってきた。その念願がやっと叶った。この行事の舞台になった神社、建部大社は瀬田の唐橋近くにある日本武尊を祭神とする神社。以下がHP。

takebetaisha.jp

 

さらに、「伊勢神楽」とはなんぞや?という方のために、「伊勢大神楽」のHPをリンクしておく。

www.ise-daikagura.or.jp

「伊勢大神楽」とは、なにか?

伊勢大神楽とは、獅子舞をしながら檀那場(だんなば)各戸にかつては伊勢神宮、現在では伊勢大神楽講社の神札を配布してまわる人々のことで、彼らのおこなう芸能の総称でもある。彼らは各戸で竈祓(かまどばら)いを行う際に獅子舞を舞うが、それ以外に特定村落の鎮守社境内などで総舞と呼ばれる芸能を披露する。

 代表・山本源太夫
 講中メンバー:森本忠太夫 山本勘太夫 加藤菊太夫 石川源太夫

五社中が残っていて、一安心した。なお、この日の神楽は、前述したように山本勘太夫社中の人たちのものだった。多少、メンバーに入れ替わりが合った?上のHPに載っていた山本勘太夫社中の回檀風景をリンクしておく。

午後1時始まりなのに、JR石山駅から道に迷った(徒歩23分のはずが45分もかかってしまった)こともあり40分遅刻。でもそこから3時まで、たっぷりと神楽を堪能できた。スマホのピンボケ写真ではありますが、参考に写真をアップしておきます。

 

手毬の曲

左の放下(ほうか=道化)が手毬の技をまねて、笑いを取る。

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献灯の曲

お碗を一つづつ加えてゆくところに、スリルがある。これを額や、口や手、あるいは鎖で支える芸。またその状態で笛を吹く。

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神来舞(しくるま)

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劔三番叟の曲

右の演者がリーダー。劔三本を使っての芸。

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魁曲

獅子頭を被っているけれど、どこか艶かしい。だから「魁曲」というのかもしれない。獅子が色々変身、終盤では女面を着ける。多彩な芸を魅せ、一連の芝居(ドラマ)のようになっている。見ている側は楽しいけれど、かつぐ人は大変だろう。やんやの喝采がおきていた。

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