yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

「Googleレンズを駆使する」という野口悠紀雄氏の『超AI整理法』が斬新!

昨日書店で平積みになっているのを購入した野口悠紀雄氏最新刊の『超AI整理法』(角川)。非常に示唆に富んでいた。それを受けて、居住するマンションのコミュニティ誌巻頭文として作成したものが以下。

広大なネットの海へと旅立ったのはGhost in the Shell (1995) の草薙素子でしたが、情報の海にどっぷりと浸かり溺れそうなっているのが25年後の私たちです。とくにSNSが広く普及するようになってからは、情報は秒速で押し寄せてきています。

 情報整理術の指南書を何冊も読み、それに従って「整理」をしても、すぐに秩序は崩れ、諦めて放り出してしまうのが常でした。やっと「これだ!」と巡り会えたのが、野口悠紀雄氏の『超整理法』でした。紙媒体対象の「押出しファイリング」なる方法だったのですが、それでも続かず頓挫。

 続編として出版された『超「超」整理法』では、デジタル化した情報を整理・収納するのに、Gmailを活用するという斬新な案が提案されていました。クラウド保存すれば断捨離の必要なし。ネット環境ならどこでも開けるし、検索もできる。画期的な案。

 もう一歩進めて、スマホに搭載されたAIによって、スマホが眼・耳を持ち、即座に情報を収集、ストック、整理することが可能になる術が、近刊『超AI整理法』で紹介されています。主ツールは「いつでもどこでもドア」として使えるGoogleレンズという画像認識アプリ。スマホが、サイボーグ秘書として働いてくれることで、情報管理が楽になるはず。ただ、私の古いスマホは買い換える必要がありそうです。

住んでいるマンションの 管理組合理事会の委員になって数ヶ月。ネット環境なんてものがおよそ念頭にない会員がほとんどの中、運営でも色々と問題が出てきている。デジタル化すれば、紙媒体のレポートを出す必要もなくなるし、会議自体の運営も違った形態になるはず。それが委員面々、住人面々の反応を見れば、かなり難しそう。つくづく厭になる。12月までの任期なので、ひたすらそれが終わるのを待つのみ。「違った言語」を話す人たちとの共存がいかに難しいかを、改めて認識させられた。今までに身を置いていたのが大学だったことで、諸々の抵抗から守られていた事実に気付かされた。嗚呼!