yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

京都南座新開場と恒例の(11月)顔見世

京都の冬の風物詩といえば、何といっても顔見世だろう。2016年から始まった耐震のための改築工事が完了し、ようやくこの11月から顔見世興行の運びとなった。工事用の幕で全体を覆われた南座の前を通るたび、無残な姿に心が痛んできた。「工事は永遠に終わらないのかも」なんて不安を感じたこともあった。昨年12月のロームシアターでの公演の際も、「来年は南座で!」と予告はあったものの、半信半疑だった。予定通り開場できるのは、本当によろこばしい。

アメリカにいた7年間を除く毎年、11月、12月は南座で顔見世を見るのが恒例となっていた。改築のため閉館になる直前の2015年12月にも、顔見世を見ている。記念に「まねき」も撮っている。

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昨年のローム・シアター興行は新芝翫一家の襲名興行だったけれど、今年は新幸四郎一家の襲名興行。めでたい。

松竹サイトにアップされている11月の顔見世チラシは以下。

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普通なら成田屋が演じる「毛抜」、「寿曽我対面」そして「勧進帳」に至るまで、すべて海老蔵は排されている。よかった。「毛抜」は左団次が、「寿曽我対面」は仁左衛門が、そして「勧進帳」は幸四郎が主役を張る。ということで、早速チケットをとった。今月の松竹座は海老蔵が出ているので、見ないと決めている。

南座顔見世興行の面々を見るかぎり、大いに期待できそう。とくに昼の部の「連獅子」と「封印切」はあまりにも定石通りで意外性はないものの、古典の粋を味わえると思う。夜の部の「曽我対面」はやはり仁左衛門の祐経が楽しみ。何と言っても「勧進帳」が全体のハイライトになっている。弁慶が幸四郎、義経が染五郎なんですから。あと上方狂言の十八番である「封印切」と「雁のたより」がそれぞれ昼夜に配されているのも、にくい配慮。

南座は総席数が多くない上、2年ぶりの顔見世とあって、座席確保はかなり大変な予感がする。私は夜の部のみチケットを確保した。12月にもこの南座で顔見世興行があるので、そちらは昼・夜ともに観劇するつもりではある。こちらも海老蔵は出ない。