yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

10月観劇予定

9月の慌ただしさと違い、10月は観劇機会がさほど多くない。

まず、能の観劇。京都観世会館で「京都観世会館60周年記念能」を見る予定を組んだ。21日に第一部、28日に第二部が予定されている。いずれも見たいのだけれど、いかんせん費用がかさむ。なにしろ一階席は1万円超え。どちらかの日程にしようかと思案中。ぞれぞれ、能が三本もあるし、演者が京都観世の精鋭の方々が打ち揃っている。本当なら両方見たいけれど。二階席なら6千円なので、両方見て、どちらかを二階席にしようかとも考えている。チケットを観世会館に出向いた折に確保するつもり。でも、すでに売り切れかもしれない。それと、梅若実師「梅若実襲名公演」が京都観世会館であるので、見る予定にしている。演目等の発表はまだなのですけどね。その梅若実師の社中会が銀座の観世能楽堂である。東京遠征はその社中会に合わせて組んだ。二泊の予定にしたので、歌舞伎座で昼夜を見ても時間の余裕がある。

そして、歌舞伎座。10月公演は毎年「芸術祭」と銘打ってのもの。今回は「十八世中村勘三郎七回忌追善」興行でもある。

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昼の部最初は『三人吉三巴白浪』の「大川端」の場。お嬢吉三に七之助というのは順当だけれど、なんとお坊吉三が巳之助。従来とは違ったお坊を魅せてくれる?串田和美演出版ではお坊は松也だった。現在この串田版で論文を書いているところで、はたしてこの公演が串田版をどこまで踏襲しているのか、確認したい。和尚は獅童。これはなるほどの配役。二番目の演目は「大江山酒呑童子」。酒呑童子に勘九郎、渡辺綱に歌昇、坂田金時に隼人、なでしこに小太郎が扮する。若手たちが藤間勘祖振付け舞踊をどこまで完成度の高いものにしているかが、みものだろう。三番目の演目は「佐倉義民伝」。木内宗吾に白鸚、おさんに七之助、徳川家綱に勘九郎、大和守に亀蔵という配役。若手、中堅が出揃っている感がある。

この昼の部の席は割と簡単に取れたのだけれど、問題は夜の部。安い席はほぼ売り切れ。仕方なく2等席に。これで、1万4千円!まあ、ある程度予想はしていたんですけどね。なにしろ、仁左衛門、玉三郎の競演ですから。「宮島のだんまり」では扇雀、錦之助といった中堅に、若手の巳之助、歌昇、隼人などが華(?)を添える。「吉野山」は忠信を勘九郎、早見藤太を巳之助が演じる。そこに静御前の玉三郎が「入る」。これ、やっぱりみたいですよね。そして最終演目の「助六」。静の御前に「張り合って」、なんと助六は仁左衛門。これをみたときは、口あんぐりだった。彼のニンとは違う気がして。でもそこが逆に楽しみだったりもします。揚巻は当然ながら七之助。勘九郎は白酒売で出ています。もちろん、玉三郎も。母満江という極めて地味な役どころで。こちらもニンではないような。一見するだけで、仁左衛門と玉三郎が「勘九郎、七之助兄弟を最大限サポートする」という強い意思表示をしているのがわかる。このお二人、故勘三郎とは肝胆相照らす間柄、かつ同志でもあったんですからね。この追善公演を古典一色に絞り込んでいるのも、この二人の想いが介在しているような気がする。若手を「教育する」という仁左衛門と玉三郎の決意が見える気がする。

国立劇場でも歌舞伎公演はあるのだけれど、演目、演者共に魅力に欠けるので、今回はパス。

それと、浅草で公演中の劇団荒城の芝居をできれば見てきたい。

海外バレエの来日公演も11月に固まっているし、オペラ、バレエのライブビューイングも11月が盛況。10月にはあまりめぼしいものがないのが残念。ただ、METライブビューイングの新シリーズはいくつか見る予定にしている。