yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

「笑点」の大喜利(in ミニショー)& 芝居『めくら縄』森川劇団@池田呉服座 7月8日昼の部

ミニショー最後がこの「大喜利」。これ、とても楽しかった。企画としてもステキだった。発案は座長、竜二さん。彼の口上はまるで噺家のそれなので、この提案にも納得。落語、きっとお好きなんだろう。濃いファンの気がする。私が笑点を見たのはほんの数回。だからよく理解しているとは言い難いのだけど、この大喜利、とにかくおかしかった。舞台に座員さんたちが勢ぞろいして、司会の竜二さんが振るお題にそれぞれ頓知で答えるという趣向。後方に座っていたので、カメラの精度が悪い上、前の人の頭が邪魔して上手く撮れていないけど、その感じだけでも。

左から司会をする座長。そこから五人の噺家たち(括弧内は衣装の色)次が副座長の竜馬さん(青)、今月一ヶ月ゲストの栄伍さん(朱)、そして前の人の頭で隠れているけど順平さん(白)、次が慶次郎さん(青)、最後が戻ってこられた元長二郎の新之助さん(橙)。見えていない舞台袖に座布団係の煌大さん(赤)。最初にそれぞれ自己紹介。とんでもない名前。竜馬さんは「鬘ずらしの助」といった塩梅。吹き出してしまった。でも司会の座長、途中から名前がこんがらがって、衣装の色で呼ぶ始末。なんでも朝の4時まで稽古したとかで、皆さんなかなか堂に入っていた。特に竜馬さんと新之助さんがいい勝負。でも(なぜか)司会者は竜馬さんからは座布団を取り上げてしまう。納得できない竜馬さん。代わりに新之助さんは計8枚もの座布団を「獲得」。大きな体で1枚、2枚と増えて行く座布団の上に座り込む。8枚の座布団もペッチャンコ。ケッサクでした!笑いすぎてお腹が痛かった。夜はまたお題も変えるということで、座員さんたち大張切り(?)。

この劇団の特徴を一言で言うなら男気の気っ風の良さと爽やかさ。先の記事にも書いたけれど例外なくみなさん人柄がいい。男気たっぷりなのに、優しい。それがよく現れたこの「大喜利」だった。これが慣いになれば、きっと期待して来られる客も増えると思う。

お芝居は『めくら縄』。以前に何回か他劇団でも見たことのあるお芝居。ただタイトルと細部は異なっていた。「山を上げる」という大衆演劇の手法が最も色濃く残っていたのがこの森川劇団のものだった。私としてはもう少しあっさり目にするか、芝居内容に距離を取る方がしっくりくる。客に年配者が多いので、そうもゆかないのかもしれないけど。彼らにあわせるより、もっと年代の若い人に合わせた方がこの劇団の実力に見合った動員数が稼げるように思った。今まで見てきた関西系の劇団は少なくともそう心がけていると思う。

また、客のリクエストで『人斬り林蔵』をされるとか。これ、今日ですよね。
私はこれとか『喧嘩屋五郎兵衛』なんて九州系の芝居が大苦手。劇団花吹雪も昨今こういう芝居をするようになって、「何を血迷ったの?」って思っていた。少なくとも私の周囲にこれらのド悲劇を好きな人はいないから。同じするなら、思いっきりパロディにしてしまうとか。

座長を始めここの座員さんたち、同年輩で構成されている他劇団のどこよりも実力がある。それがうまく人気に繋がって行けば、鬼に金棒に違いない。どこか懐かしく、そして魅力的な劇団さん。