yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

『Broadway Baby』@Canadian Academy Main Theater 7月2日

「National Theater of Young Artists」という子供たちの演劇集団の舞台。主催者は元同僚のSteckler氏。ここ10年あまり、大学で教鞭をとられながら、ご自身の専門であるミュージカルを演じる子供たちを育成してこられた。年に2回の公演では常に彼がディレクターをされていた。何度も拝見しているけど、今回のものが一番良かった。感激して、終演後はちょっとうるっと来てしまったほど。彼は1年前に大学を辞され、今はこちらに専念されておられる。ここまで充実した舞台を創り上げるには、どれほどのエネルギーと時間が費やされたことか。大学に籍を置いたままでは不可能だっただろう。我が身を翻り、喝を入れられた気がした。彼は縛りがなくなったことで、ここまでのことができたのだ。「私よりも年上なのにここまで頑張っておられるんだから、私も!」と奮い立った。結実を残せていないことの言い訳をしないことにする。そんな強い思いを持たされた。日本人教員にはこういう刺激を受けることはほとんどなかった。大抵は現状維持というか、現在の地位にあぐらをかいていることが多いから。前に進まない。まあ、進む能力も残っていないのかも。とはいえ、人のことをとやかく言う資格は私にもない。

劇団員のほとんどが神戸カナディアンアカデミーの生徒さんたち。それも6歳くらいから14、5歳までの子供たち。その子供たちが大人顔負けの演技をして、またダンスをするんですからね。ここまでのレベルに仕上げるには、ステックラー先生はとてつもない時間を割いたことでしょうね。ただ脱帽。

『Broadway Baby』は色々なミュージカル曲で構成されていた。私にはほとんど分からなかったのが残念。チラシか何かであらかじめ発信されていればとは思った。でも昔見た映画から使われている曲があったりして、懐かしかった。ブロードウェイはブロードウェイでも7、80年代のそれでは?

このタイトルのミュージカルは本家Broadwayにもある。でもそれとはかなり違ったものになっているよう。子供に合うようにアレンジしたのだろうけど、それでもかなり過激な場面もあった。男女間の心理戦なんて、「これを子供がやるの?」って驚いた。

サイトをリンクしておく

facebookのものもリンクしておく。