yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

能楽大倉流小鼓方宗家 大倉源次郎氏 in「能? カンラで和時間」@ホテルカンラ京都 3月18日

ずいぶん前に伺った講座。こんな素晴らしい演奏と、そして楽しいお話が聞けるなんて、なんという僥倖!。ホテルに感謝。小鼓を8丁も用意していてくださったんですよ。実際に参加者が「演奏」してみることができる様に。なんという優しさ!以下にホテルのFacebookに掲載されていた情報をそのままアップしておく。

伝統芸能「能」の世界を、ホテルカンラ京都で気軽に愉しみませんか?

能って難しいのかも?いつか観てみたいな。
そんな方にぜひお越し頂きたい、
気軽にお愉しみ頂ける「和」の時間をつくりたいと思っています。

大倉源次郎先生による「能楽」のお話と実演。
能の世界を聴いて、そして体験する。
いつもと違う週末のひと時を
カンラでお愉しみくださいませ。

大倉源次郎氏について
能楽大倉流小鼓方 十六世宗家
日本能楽会会員・ 重要無形文化財総合指定保持者 
誰もが日本文化である「能」と気軽に出会えるよう 「能楽堂を出た能」をプロデュース。
兵庫県「風のミュージアム 風の能」談山神社。富士山朝霧高原「日月能」。

【イベント内容 】
1) 伝統芸能「能」の世界を聽いてみる
普段能を観る機会の少ない能未経験者の皆さまが楽しんで頂ける、能のお話。
初級からお話を頂きます。

2) 小鼓を体験してみる
希望者の皆様に先生に習って本物の能舞台で使われる小鼓を体験できる時間です。

3)  何でも質問してみる
折角ですので、能のこと、能楽師さんの普段、能を観るにあたっての心得など何でもお聞きください。

能舞台において、囃子方がいかに重要な役割を担っているかを、その凛とした演奏で示してくださった方、大倉源次郎さん。最初にその演奏を拝見したのが、去年12月の観世会館での「能楽ワークショップ」においてだった。演奏のみならず、小鼓の打ち方の指導までしてくださった。お顔が小さく長身、八頭身の美男子。この「和時間」講座のホテルカンラのfacebookにお写真がアップされているので、ここにお借りする。

なんと、神戸市東灘区にある甲南大学のご出身。ということは、私の前の居住地近辺におられたこともあったのかも。なんかより親しみを感じた。あの弓弦羽神社もすぐそば(今から羽生結弦さんのフリーの演技の成功を祈願しにゆくところ)。

大倉源次郎さんの演奏。その小鼓の音色の清烈と、その合間にかかる掛け声の凄みに圧倒される。時としてはシテの舞よりも、そちらに注意が行ってしまう。小鼓が大鼓、太鼓、そして笛と一体となってつむぎ出すのは、歌舞伎の演奏とはまるで違う。もっと男性的。太い軸が通っている。いつまでも余韻が残り続ける。クセになる。これは実際に舞台で優れた演奏者のものを聴いてみないと、実感できないかも。幸いなことに、実際の舞台も3度拝見できたし、テレビの能舞台の放映、DVDででも演奏を聴くことができた。大阪ご出身だけど、現在は東京在住でいらっしゃるので、こちらでの公演があると、迷わず即チケットを取ることにしている。この8日にも篠山能に出られるので、席を取った。

*大倉 源次郎氏の個人HP:
http://www.hanatudumi.com/profile.html