yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

パリ・オペラ座バレエ『白鳥の湖』シネマ・ライブビューイング@富田林すばるホール1月21日

今や「伝説」になっているヌレエフ演出の舞台。DVDになっているようだけど、劇場で見たいと思って、はるばる富田林まで出かけた。綺麗なホールだった。DVDになっているので、ネットのサイトで以下の情報が得られた。

Paris Opera Ballet
Paris Opera Orchestra
Vello Pähn, Musical Director
Rudolf Nureyev, Stage Director

Odette / Odile: Agnès Letestu
Le Prince Siegfried: José Martinez
Wolfgang / Rothbart: Karl Paquette
La Reine: Muriel Hallé

他の出演者の名前が知りたくて、検索したらPatricia Boccadoroさんが書かれた劇評があった。リンクしておく。タイトルは「RUDOLF NUREYEV'S SWAN LAKE STILL FRESH AND EXCITING」。

自身もあのMargot FonteynとSiegfried王子を踊ったNureyevヌレエフの演出は、メランコリーな雰囲気を出すのに成功している。特に第一幕最後。ヌレエフ演出は王子のそういう気質、幻想に現実逃避する性向を特に強調したとしている。ヌレエフの演出で踊ったLetestuとMartinezのコンビ(あとでDVD化されたのだけど)は素晴らしく、特にLetestuの叙情的かつ高貴なOdetteが頭抜けて美しいと絶賛。 記事の中に掲載されていた写真をお借りする。以下。


また悪女であるOdileにも優れて美的な解釈を施しているとしている。テクニカル的には、あの至難の「thirty-two spectacular fouettés」を舞っている間に「triple turns」まで入れていると、高く評価。この辺りのテクニカルターム、よくわからないので、ネットでどういうものなのか当たってみた。確かにこういうのがあった。「ウォー!」って呟きながら見ていた。華麗で優雅!

相手役のMartinezは青白い詩人気質の王子をうまく描けていたと評価。オデットとの別れのあとの苦悩を抑えた表現で描いていたのが良かったというのに同感。

世界のバレエ界に冠たるパリ・オペラ座バレエ。主人公以外のダンサーのレベルの高さにも圧倒された。で、この記事で気になったダンサーの名が判明した。まず、Karl Pacquette。この方の名は会場で配られたチラシにはなかった。この舞台で主役二人より素敵だと思った踊り手。Wolfgang / Rothbart二役を踊っている。2010年にパリ・オペラ座エトワールに選出されている。Youtubeで紹介映像が見られるのでリンクしておく。Wikiはフランス語のものしかないが、1976年12月19日生まれの40歳。パリ・オペラ座に行ったら、絶対に彼を見ると決心(?)。踊っていて欲しい!

あと美しいpas de trois を踊った男性ダンサーのEmmanuel Thibault も可愛い方なのに、筋骨隆々の身体を駆使した素晴らしいジャンプを見せてくれた。そしてあの四人の女性のダンスの踊り手の名もわかった。「Fanny Fiat, Mathilde Froustey、Dorothée Gilbert、 Myriam Ould-Braham」らしい 。今やプリンシパルになっている?軽やかなのに優雅。見惚れた。上にあげた記事の中に掲載されていた写真をアップしておく。

群舞の写真。麗しい!