yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

浅井研二郎劇団@座三和スタジオ7月9日夜の部

浅井研二郎さんがお兄様の正二郎さんと二枚看板でやっておられた頃の「正研座」は二度見た。三度目はオーエス劇場で正二郎座長主催(兼下座)の「のぼる會若手役者人気投票公演」があったのを見ている。この時、正二郎座長が、他劇団の実力のある若手を差し置いて、あまりにもご自分の子息の春道さんのみ引き立てるのに呆れてしまった。それはあまりにも「贔屓目」だろうと。それで見ることはもうないと思っていた。そういうの、大嫌いだから。

弟の研二郎さんが独立、新しく座を立ち上げられていたんですね。さらに研二郎さんの長男の海斗さんが座長を継がれていたんですね。今日は小泉たつみさんが20日にゲストに来られるとの情報を得たので、席の確保にやってきたのだった。

夜公演の最後に、研二郎座長の長男で、現座長の海斗さんからショックな報告が。お父様の研二郎さんがくも膜下出血のため亡くなれれたと。明日10日は昼公演のみ。そのあとお通夜。そして11日に告別式とのことだった。まだ43歳のあまりに若い死。長女ひかりさん、次女のみのりさん、そして長男の海斗さん、次男、大空海(たくみ)さんと四人のお子さんたちが舞台に並んで、報告された。舞台人の辛いところ。こういう「わたくしごと」も晒さなくてはならない。それでも四人は気丈に振舞っておられて、感心。特に男の子たち。海斗さんはまだ20歳、大空海さんは17歳。ここ数日は、救急搬送されたまま意識のなかったお父様のことが気になって、舞台どころではなかったはず。それでも舞台を務めておられた(だろう)彼らに頭が下がる。

こんなことを言っても慰めにはならないだろうけど、四人の子供たちにとってはこれは成長するチャンスでもある。かなり暴力的に父を奪われてしまったけど、それは見方を変えれば「縛り」から解放されたことでもある。それは歌舞伎界を見るとよくわかる。今までにない舞台を創り出す良い機会を与えられたと考えるのも可能だから。姉弟が協力しあって、その方向を模索して行って欲しい。

お芝居は『天竜しぶき笠』。
忌憚ないところを言えば、がっかりした。芝居を見ているときは、研二郎さんが亡くなられ、みんなが動揺しているのをまだ知らなかったということもある。ゲストの中野すず子さん、黒潮新道さんもどこか上の空だった。でも、やっぱりもう少し工夫の余地はあると思う。小泉たつみさんをはじめ、人気他劇団のお芝居を研究されてはいかがでしょうか。年齢的にまだ未熟であるのは仕方がない。だからこそ、観客との馴れ合いに堕ちるのではなく、もっと前向きに新しい方向性を模索して欲しい。この芝居、以前に他劇団でも見ている。古臭く、トウが立っている。思い切り構成、演出を変えてみては?

なんと!お芝居冒頭に愛飢男さんが。目を疑った。ピンチヒッターってことでしょうか。お元気そうで、よかった。たつみさんも喜ばれるでしょうね。

以下、舞踊ショーのあらまし。曲名等、誤りあればご容赦。

<舞踊ショー>
第一部
ひかり・たくみ   ?

海斗  「OKINAWA---いつまでも、このままで」

春道  「はぐれ雲どこへ」
なぜ春道さん?

たくみ  「冬桜」

ひかり  「恋」

新道   「契り」

ラスト  「春よ来い」

第三部
ひかり・たくみ・みのり  ?

すず子 「酒供養」

新道  「裏道の花」

春道  「みちのく一人旅」

海斗  女形  「夢女」

たくみ  「花になれ」

ひかり  「恋唄綴り」

みのり   ?

海斗  「川の流れのように

新道  「さらば涙」

ラスト  「勝手にしやがれ

お子さんたち皆がお父様の鬘、着物で、お父様の定番曲を踊られたとのこと。健気です。ジンときました。

昼夜、ダブルの大入り。