yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

生活のダウンサイジング

現在住んでいる宝塚のマンションをリフォーム(renovation)するつもりにしている。ここに入った7年前にほとんどの壁をとっぱらって2LDKにしたのだけど、水回りをそのままにしていた。キッチン、トイレ、そしてバスルームを全面改装する。かかる費用を考えると、ためらってしまうのではあるけれど。キッチン、トイレ、そしてバスルームは毎日使うもの。気に喰わないのを我慢して使うストレスに比べると、お金の問題ではないとも思う。

先日アメリカ人の元同僚宅のパーティに呼ばれた。彼が借りて住んでいる神戸のマンション、実は私が今も所有していて最近売りに出したマンションと同じ建物内にある。間取りは違うけど、面積は同じ。所有者はNYに住んでいるとかで、彼は店子。もともと3LDKだったのを、壁をとっぱらい1LDKにリフォーム。オシャレな空間に変貌していた。なんでも設計士を入れての改装だったとか。一番感心したのは浴室。欧米タイプに全面改装されていた。バス、トイレが一つの部屋に納まっている。日本の住居でこういうのをみたことがない。日本人は「トイレとバスが別」を好むので、こういう造りにすると、売れないし、賃貸では借り手も付きにくい。こちらのほうがずっと合理的なんですけどね。入浴は(洗い場兼用の)バスタブですべて済ませられるので、濡れた冷たい床を歩く必要もない。洗い場を常に綺麗に保つストレスもなし。

私も現在住んでいるマンションのリフォームで、真似させていただこうかと考えている。いわゆるユニットバスでも「ホテルタイプ」でこういう仕様のものがある。マジョリティでないので、費用も嵩むだろう。とはいえ、やっぱり好きな仕様にするつもり。

リフォームの一番の目的はダウンサイジング。持ち物をできるだけ減らす。収納は最小限にする。私の場合、もっとも問題なのは本。日本語のものはほとんどを処分するつもり。たいていは図書館で借り出すことが可能だから。(絶版になっていることが多い)洋書は悩ましいのだけれど、断捨離というよりも、こちらもできるだけ処分しようと考えている。断捨離後の電子化も考えた。でもそれに費やす時間を考えると、止すことにした。利用すると思われるものは一応本の形で残し、5年単位で見直すことに。5年間まったく目を通さなかったものは処分する。

洋服も問題。でもこちらは本ほど手間取らない。2年間まったく手を通さなかったもの、嫌いなものはすべて処分。よく着るもののみを残すことに。本と違って選別がいたって楽。身に着けるものにあまり執着がないので、この「分野」でのダウンサイジングには自信(?)がある。

「執着がない」と書いて、「ホント?」と自問してしまった。やっぱり欲の、そして執着のかたまりであることを認識させられる出来事が最近多々。なかなか禅僧にはなれません。どうあがいても。これが人間なのかもしれない。否、自身の姿なんだろう。それを受け入れながら、かつなんとか折り合いをつけながら、今後の行く末を決めなくてはならないのかも。