yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

『旅の風来坊』劇団HIRYU@御所羅い舞座12月19日昼の部

<お芝居> 『旅の風来坊』

ドタバタ喜劇。小寅丸さんの上手さが光る。

大衆演劇の一つの類型になっている狂言。構図としては非常に判り易いパターン。対立する二つのやくざ一家。人徳、人望のある方の親分は悪い親分にだまし討ちで殺されている。残された一家代貸待ち伏せされ、瀕死の重傷を負わされる。一家にようようのことで戻った代貸、親分の仇が誰だったかを告げ、息絶える。親分の女房は病の身にもかかわらず、復讐に出向く。それを手助けするのが、前日に一家に草鞋を脱いだ旅人。そして下っ端三下。腕の立つ旅人が悪い一家を成敗し、めでたく仇討ちは終わる。

普通のドラマのようだけど、実際はドタバタ喜劇。見せ場は下っ端の三下の迷走ならぬ「活躍」にあるから。下っ端三下の三太役は小寅丸さん。飛龍さんが演じていた役だそうで、とにかくものすごい運動量(?)の役。小寅丸版を魅せてくれる。彼の驚きの身体能力が発揮される。こういう役をやらせたら、右に出る者はない。

口の周りと両眼の周りを黒く塗ったものすごいメイクで登場。三下なのに「英雄」気取り。妄想と現実とのギャップをまったく意に介さず、好き放題のやりたい放題。この道化役、あっさりと演じることも可能なんだろうけど、彼の場合はサービス精神満点。ありとあらゆる隠し球を使って、観客を楽しませてくれる。

その一つ目が姐さん(美佳)とのラブシーンの妄想。次が旅人(春之介)を嫌々もてなすところ。足を洗わされ、「足大きいな。栄養が全部足に行っているんだろ(春之介さんが小柄なので)。その他、吉田裕さんの真似(?)等いくつかあった。

最大、最高の場面は(仇討ちに出向いた旅人の真似をして)姐さんの後を追うところ。景気付けに音楽を所望。これ、都若丸さんのところの『泥棒道中』中の趣向と似ている。まずかかったのが「スーダラ節」。そのあと、「島原の乱」、「Omen」、「どうにもとまらない」。曲に合わせて過激なダンスが付くので、少々息が上がった小寅丸さん。ここで客席からコーラの差し入れが。「こんなん、飲めんやろ」と言いつつ、飲む小寅丸三太。ゲップが出る。「もっとスローな曲にして」と小寅丸氏。で、かかったのが「フーテンの寅」のテーマ曲。これはゆっくり過ぎた。次に「ギラギラ燃えて」。かなりグロッキー気味の小寅丸さん。当然ですね。この激しさですから。「大丈夫?」と心配になりました。でも裏(の声)の大輔さん、イジリの手を緩めません。「ガンバッテ下さい」なんて言っています。そしてかかったのが「伊勢佐木町ブルース」。小寅丸さん、足をあげ、悩殺ポースで頑張られました。

<舞踊ショー>
第一部
群舞

小寅丸  「貝殻節」


春之介  「酔っ払い」

大和   「チャラ」


群舞

第三部
群舞  「たいたいづくし」

大輔  「?」

小寅丸  「いつかのメリークリスマス

春之介  「役者」

あさり   「むらさき雨情」

大和   「旅の途中」

春之介  「?」


明日香  「夫婦ちゃんりん」

大輔・あさり  「男の傷」

小寅丸  「イチマディン」
瞬殺!お芝居のあの三ちゃんがこの妖艶な美女ですからね。Unbelievable!


春之介  「ほろ酔いのブルース」

三之介  「男の傷」

春之介  「浮世」


ラスト  「花火祭り」