yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

『篭屋(駕籠屋)二重奏』劇団HIRYU@御所羅い舞座12月5日昼の部

<お芝居>
新作狂言。二重奏というだけあって、二つのプロットの重奏。一つ目は「見初め」。これにかご屋(飛龍)が絡む。もう一つは「なりすまし」で、その中心にあるのが町人(小寅丸)と殿(大輔)の掛け合い。二つをつないでいるのが、いなせな女(春之介)というわけ。最初のものはなくても良かったはずだけど、そこは飛龍さん、なんとしてもご自分を組み入れて「二重奏」にしたかった?芝居自体をひとことでいうなら、「若様の町娘見初め」。

町娘の花(あさり)、美しいのだけど選り好みが激しくてなかなか縁談がまとまらず、叔母(春之介)は手を焼いている。ここでの二人の掛け合いがオカシイ。あさりさんもいつもより2オクターブほど声調を上げて、かまとと娘を「熱演」。「あんたのその声、なんとかならないの」と、春之介叔母。

花の縁談相手を見つけようと図った叔母(春之介)。かご屋(飛龍、真央)に芝居を打つことを頼みこむ。叔母に家賃の借りがあるかご屋。家賃を棒引きにしてやるといわれて、引き受ける。芝居の稽古場面、ケッサクでした。このかご屋、役者もやっていたとか。それも、イノシシや「馬の足」役。「なんだ、四つ足専門なのかい」と春之介叔母。依頼された「芝居」では、「お前は俺に50両の貸しがある。今すぐ返すのか、それともその身体で払うのか、返答は如何に!」といって、もっているかき棒で花を叩くというもの。「俺」と「お前」を(わざと)入れ替えて、すったもんだ。相棒役の真央さんも、「宿場女郎に叩き打ってやろうか」ってな台詞を言わされていました。おまけは真央さんを頭にしての飛龍さんの「馬の足」。そういや、他の劇団で、『馬の足、玉三郎』っていうお芝居を観たことがあります。叔母は、「折檻されている」花を助けてくれた男を花婿候補にしようと考えていた。

さっそく「実演」に入るかご屋と花。そこに登場した奴(明日香)。折檻を止める。「よっ、いい男!」に対する決め台詞が、「色街を通りゃー、あっちからも奴さん、こっちからも奴さんと、煙管の雨がふーるー!」っていうもの。ツケ入りで歌舞伎調の見得を切ってみせる。明日香さん、おみごと。「練習の甲斐があったな」と満足気な飛龍総長。

奴さんは露払い。登場したのは真打ちの若様(大和)。「芝居」の甲斐あって、花を見初める。花も若様に一目惚れ。「珍竹林安福斎」の一子、真之介と名乗る若様、花を花嫁候補として父の安福斎に引き合わせたいという。問題は父のおめがねに叶うかどうか。そこで若様は一計を案じる。それは花の兄、栄太郎に、自身が「関口弥太郎の末孫で伸身流」(?)の剣術の使い手」だと名乗らせ、父の安福斎の持っている刀の目利きをさせるというもの。刀が「備前長舟」と「見抜き」、その根拠を「目釘の穴が二つあるから」と「言い当てる」算段。

ここからが第二の「なりすまし」プロット。栄太郎役の小寅丸さん登場。予想通りものすごいメイク。叔母の特訓が始まるが、栄太郎はずっこけまくり。これ、ほとんどがアドリブ?シモネタ満載。特に「穴」のところ。大ボケ、暴走小寅丸氏をいなすスッキリ女形の春之介氏。これ、いつものパターン。

ところ変わり珍竹林安福斎(大輔)宅。大輔さんの化粧がまるでバカ殿。オカシイ。安福斎は息子が娘を見初めた聞き喜ぶ。そこにやって来た叔母、花、栄太郎。叔母、花はきちんと正装なのに、栄太郎の袴は前だけのもの。笑えます。もちろん「試験」がすんなりうまく行くはずもなく、ハズレるたびに、叔母と真之介が助け舟を。剣術の達人というふれこみの栄太郎、安福斎に、「息子と手合わせを」といわれて、「そんなん、聞いとらん」と抵抗。でも手合わせする羽目に。真之介の助けで乗り切る。今度は刀の目利き。ここでも叔母の助けでなんとか乗り切る。もちろん!終始ドタバタ。でもなんとか試験は通り、めでたく思い思われの二人が結ばれることに。最後の締めに奴さん再登場、これもオカシイ。

<舞踊ショー>
第一部
群舞「大漁マンボ」
左から、明日香、大和、小寅丸、真央、あさり。

春之介  「地上の星

虎舞龍  「?」

大和  「ピタカゲ」

群舞「花火がぽっと」
明日香、春之介、大輔、あさり

第三部
群舞  

春之介 「もう少し」



小寅丸 「君と」
初めてみるブルーの鬘と衣装。ブルーの大波が押し寄せてくるよう。

大和  「酒供養」

あさり 「恋桜」

春之介  「都絵姿」

真央・大和 「瀬戸内情話」

虎舞龍 「雪やコンコン」
光るスケボーで登場!歓声が。アナウンスの大輔さんに「せがれのスケボーを借りて登場」って紹介されていました。ご自身のものだったみたいです。

小寅丸  「Star Train」
今度は朱色と藤色の渦が。

明日香  「父さんありがとう」

春之介  「カラス」
珍しい股旅姿。きりっと決まってさすが座長!

大輔 「霧情のブルース」

春之介  「酒場でdabada」

三之介  「惚れた女が死んだ夜は」

ラスト 「ダイナミック琉球