yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

出発

明日9時30分に伊丹を出て、1時間で羽田。それから1時間弱の待ち時間で羽田からヒースローまで直行便。今までヨーロッパ行きに使った便の中では、最短時間で目的地に着く。しかも現地時刻午後3時に到着という理想的な行程。羽田というのがミソなんですね。ホントに助かる。

先週の水曜日あたりから体調を崩してしまい、昨日まで出発できるんだろうかと危ぶんでいた(なんとしても行くつもりではあったけど)。ようやく風邪は治ったものの、気が晴れない。パリのテロ、ショックだった。アメリカの9.11のときはちょうどフィラデルフィアにいた。今回、事件のあった場所にいたわけではないので、ショックの程度はいくぶんかはマシ。でもやりきれない思いは同じ。というかもっと強くなった。報復の連鎖。それは果てしのない不毛な闘い。それが前例からも明らかなので、絶望的な気分になる。西欧(キリスト教)文明とアラブ(イスラム教)文明との闘いの様相を呈しているけど、問題はもっと複雑になってしまっている。日本にいると、「どこか遠い異国の空」的な感覚で済んでしまうのもおそろしい。でもこんな平和を享受できる環境は、世界でみると稀有なことが判る。日本にいるという「ありがた味」を噛みしめなくてはならないのかも。

発表が21日の午後になっているので、2日間ほどはサスペンション状態。ロンドンという贅沢な環境を思う存分利用しない手はないけど、今、なにかその気になれない。着いてしまえば気持ちも変わるのかもしれないけど。

学会の主催者からさきほどメールが来て、プログラムに多少の変更があるとの由。おそらくテロの影響で来れなくなった人もいるのかもしれない。