yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

五嶋龍版「題名のない音楽会」テレビ朝日10月25日放映

この時間帯、佐渡裕さんの「題名のない音楽会」を朝ご飯を食べながらみることが多かった。佐渡さんはウィーンの「トーンキュンストラー管弦楽団」で音楽監督を務められることとなり、番組を9月で「卒業」された。五嶋龍さんがその後を引き継いでの番組。五嶋龍さんといっても、「五嶋みどりさんの弟さん」程度の知識しかなかった。アメリカ生まれで、バーバード大学の物理学科を卒業とWikiで知った。そういや、物理学者、数学者には音楽家が多いんですよね。まだ27歳とのこと。画面でみると、知的でさわやかな好青年。もちろん男前。以下が番組サイトからの今日の放送内容。

◇ 番組内容五嶋龍版「題名のない音楽会」の新シリーズ。いろんなジャンルの音楽家たちが集い語り合い、新しい音楽を生み出す音楽のたまり場を作りました。今回は雅楽師・東儀秀樹さんとヴァイオリニスト・古澤巌さんをお迎えしお二人が所有する希少楽器とその背景についてお話し頂きます。

◇ 出演者

◇ 【司会・ヴァイオリン】五嶋龍
【司会】松尾由美子(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】東儀秀樹(雅楽師)
     古澤巌(ヴァイオリニスト)

◇ 音楽
M1 E.エルガー「愛のあいさつ」
M2 B.Bacharach「アルフィー
M3 「あなたを想い続けて」
M4 岡野貞一「朧月夜」

(みどころ)
 五嶋龍の司会で送る初めてのスタジオ企画。『音楽家のアトリエ』と名付けられたスタジオセットにゲストを招き、五嶋が大好きな音楽の話をゲスと繰り広げながら、極上の演奏も披露する。初回ゲストは、雅楽師の東儀秀樹とヴァイオリニストの古澤巌。『歴史に残る名器と音楽家たち』をテーマに、謎が多い雅楽器と、ヴァイオリンの世界的な名器の魅力に迫る。
 東儀は豊臣秀吉の時代から今も現役で使われているという雅楽器を持参。また古澤は愛用の名器、1723年製作のデル・ジェスでの演奏を披露し、五嶋が使用する1722年製作のストラディバリウスとの音色の違いなどを比べていく。

(プログラム)

1)エドワード・エルガー 『愛のあいさつ』(抜粋)
  ヴァイオリン:五嶋龍
  ピアノ:鳥羽亜矢子

2)バート・バカラック 『アルフィー』 編曲/東儀秀樹
  篳篥東儀秀樹
  ピアノ:佐藤雄大

3)『あなたを想い続けて』 作曲/Andrea Bocelli、David Bontartz、Gian
carlo Romita、Franck Van Der Heijden
  ヴァイオリン:古澤巌
  ピアノ:佐藤雄大

4)『朧月夜』 作曲:岡野貞一 編曲:東儀秀樹 ヴァイオリン編曲:平沼有梨
  笙・篳篥東儀秀樹
  ヴァイオリン:古澤巌
  ヴァイオリン:五嶋龍
  ピアノ:佐藤雄大

残念ながら五嶋さんのエルガーを聞きのがしてしまた。聴いたのは東儀さんの演奏からで、篳篥の音色に魅了された。日本の楽器にはいわゆる西洋の楽譜にあたるものがない。耳がよく、集中力が秀でていないと、とてもじゃないけどひとさまに聴かせる程度にはならない。いくつもの日本の楽器を弾きこなされる、しかもその頂点におられる東儀さんという方、まさに天才。

古澤巌さんはご自身が所有しておられる名器、グァルネリとポッジを使い分けての演奏。グァルネリは深く力強い音、ポッジは軽やかで伸びやかな音色と、はっきりとそれぞれの違いがわかる演奏をされた。この方はフィラデルフィアのカーティス音楽院で学ばれたとのこと。ペン大の大学院時代、カーティスの学生コンサートに何回か出かけたことがあったので、親愛感を感じてしまった。

もっとも感動したのは最後の「朧月夜」。三人の合奏がすばらしかった。三人三様に「わが意を得たり」とばかり、とても楽しげ。互いの個性を際立たせながらも、融合させ、そして発展させていた。日本の心象風景であるタイトルの情景がみごとに音色になって紡ぎ出されていた。しみじみと美しい。

「朧月夜」といえば、私にはやっぱり葉加瀬太郎さんの編曲、伴奏による中島美嘉さんのそれ。彼女の歌声が曲の醸し出すイメージにマッチして、胸に迫る。三人の演奏に美嘉さんの「朧月夜」が重なった。

羽生結弦さんが「朧月夜」で滑られたらどんなに素敵だろうなんて、テレビ横にある彼のパネルをみながら思っていた。