yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

国際学会での発表準備

ロンドンのウェストミンスター大学で開催される国際ポピュラーカルチャー学会での発表準備に入った。プロポーザルが通ったという連絡をもらって、もう3週間近くになる。開催日は11月20、21日。発表内容は「大衆演劇(旅芝居)」。ポピュラーカルチャーをテーマにした国際学会での発表はUPennでPh.D.を取得以降では5回目。大学院時代の発表はすべてアメリカでのもので、三島由紀夫の演劇が発表内容だったので、かなりの方針転換。2004年以降の発表は歌舞伎が1回、映画が1回、アニメ/マンガが2回だった。大衆演劇は初めてになる。ここ5年以上も大衆演劇を観てきて、ようやくという感じ。発表タイトルは「Subversive Bodies: Embodiment as Discursive Strategy in “Tabi-shibai”」。

いまさら手あかのついた感のある「body」でもないんじゃないかとは思うのだけど、やっぱりこれぬきには演劇が語れない。とくに大衆演劇においておやである。

こういう国際学会は「multidisciplinary」であることが多く、色んな分野の発表があるし、色んな分野の人間が来ている。いくら日本のマンガ/アニメ等のポップカルチャーの認知度が上がってきたとはいえ、大衆演劇なんてまったく知らない、聞いたこともないという人が大半。歌舞伎ですらほとんど知られていない。だからaudienceに期待をするわけには行かない。ある程度「紹介」のようなイントロを入れなくてはならないだろう。でもそれで発表時間をとられるのは本意ではない。悩ましい。