yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

「独楽売(こまうり)」in 新春浅草歌舞伎@浅草公会堂1月2日第一部

以下、「歌舞伎美人」より。

<配役>
   
独楽売千吉:坂東 巳之助
芸者:中村 米吉
雛妓:中村 鶴松
同:中村 梅丸
茶屋女房:中村 芝のぶ
独楽売萬造:中村 種之助


<みどころ>
歌舞伎公演では60年ぶりの上演となります。新年の雰囲気を存分に味わうことができる軽快な風俗舞踊をじっくりお楽しみください。

作者は岡鬼太郎。坂東流の舞踊会ではたびたび上演されるということだが、歌舞伎では<みどころ>にあるように60年ぶりとのこと。初演では七世坂東三津五郎が千吉、五世中村福助が萬造を務めた(『本公演番附』より)。というわけでいわば坂東流の持ち舞踊。巳之助にとっては先祖伝来の(?)曲を踊ることになる。

巳之助、よかった。ひょうひょうとした感じが彼の素と重なって、なんともほのぼの。かといって手抜きしているわけではなく、踊りとして玄人。この人の舞踊は前回みたときに感心したのだけど、それ以上に感激した。血は争えない。舞踊の天才といわれた(らしい)曾祖父の血だろう。

米吉も種之助もよかったけど、巳之助に引っぱられていたような感じがした。

七世三津五郎が巳之助の何代前になるのかを調べようとしてネットで検索したら、彼についての「NAVERまとめ」が目にとまった。それが「超花形役者・坂東巳之介と坂東新吾のブログが斜め上で話題ー妄想歌舞伎第二世代」。のぞいてみると、大ケッサク。最近歌舞伎役者らしからぬ内容のブログで話題を集めつつあるらしい。海老蔵が自身のブログで「披露」。海老蔵曰く、「歌舞伎界の後輩まつやくんよりすごい」。NAVER記事も海老蔵記事もそれぞれリンクしておきますので、興味のある方はどうぞ。ワラエタ。このNAVER記事、最後までみると、もっとワラエタ。

巳之助のあの感じ、今までの歌舞伎役者にいなかったユニークさ。画像検索すると以前バンドをやっていたころの金髪写真が出て来て、これにもたまげた。舞台の巳之助、佐々木蔵之介さんに良く似ているんですよね。猿之助が巳之助を牙次郎に「抜擢」したのは、その辺のところが関係しているかも(なんて妄想してます)。