yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

ベルリン旧ナショナルギャラリー Alte Nationalgalerie 12月11日

今朝起きたのが9時半。時計をみてびっくり。あわてて仕度をして出かけた。でも雨、それもかなりの降り。泣きたくなる。例のアレクサンドルプラーツのガレリアに行き、カフェで朝昼兼用の食事をした。大量の野菜を食べられて満足。

食事を済ませてから今日行くところを検討。この雨と寒さではあまりうろうろはできない。ということで比較的近い美術館、「旧ナショナルギャラリー」に決定。歩き始めたのだけど、方向が変なことに気づいた。どうも出口を間違えてしまったようだったので、もう一度ガレリアに入って確かめざるを得なかった。

旧ナショナルギャラリー (Alte Nationalgalerie)は歩いて10分程度だった。「博物館島」と呼ばれる博物館や美術館が多く位置する島の一画にある。隣がベルガモン博物館。こちらは古代ギリシア、オリエントの遺跡がそのまま移築された博物館とかで、入口には長蛇の列が。今回はパス。旧ナショナルギャラリーはそれに比べると人の数が少なく、ゆっくりと見回れた。

残念ながら、あまり印象に残る作品がなかった。ドイツのリアリズム絵画のコレクションでは一番らしいのだが、それが原因かもしれない。面白みのない絵が多かった[ファンの方、ごめんなさい]。中に一室だけフランス印象派の絵、ゴッホ、ルノアール、セザンヌ、ボナールなどを集めた部屋があったのだが、そのコレクションがもっとも見甲斐があった。でもドイツの18世紀から20世紀に至る包括的なリアリズム絵画に興味があるなら、こんなに役立つところはないのかもしれない。どういったらよいのかオリジナルのみがもつパワーのようなものが欠けていたように思う。3月にミラノのいくつかの美術館で見た絵画がそういうパワーでみるものを圧倒してきたのとは違っていた。

とはいうものの2時間以上は滞在。それからフリードリッヒシュトラーセまで歩いて、S線で中央駅に帰ってきた。フリードリッヒシュトラッセが繁華街だったことが分かった。おしゃれな店がいっぱいで、時間があれば見て回りたい。それと「DUSSMANN」という書店を発見。アメリカでいえばバーンズア&ノーブルのような大型書店で、英語の本のコレクションがかなり広い別セクションになっていた。日本の紀伊国屋なんかより、ずっと充実した内容だった。以下が英語本セクション。


今日は7時半からドイッチェ・オペラ劇場で『フォルスタッフ』を観る。