yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

劇団美山『一本刀土俵入り』中村美嘉さん誕生日8月3日夜の部

一年ぶりの劇団美山。久しぶりの(?)朝日劇場。8月3日は美嘉さんのお誕生日。芝居でも主人公を、舞踊も2曲をソロで、ラスト舞踊は座長とペアの中心を踊られた。良かった!彼女のブログにそのときの衣裳がアップされている。「お誕生日」というアナウンスはなかったようだけど、お客さんの多くは分かっていたんでしょうね。

<お芝居>美山版『一本刀土俵入り』
一応「通し」ということで、意味が通るように切り貼りして、70分ほどに収められていた。先ほども書いたようにお蔦を美嘉さん。茂兵衛を座長、たかしさん。美嘉さん、上手かった。無理がなかった。とくに第二幕一場の娘お君との二人の暮らしぶりのところ、とてもリアリティがあった。

たかしさんは気張った発声が大分マシになっていた。でももう少しlow profileに徹した方が芝居自体が生きると思う。他の役者との絡みを中心に据えて芝居展開をしないと、他の役者たちは前へ出るチャンスを逸してしまう。

劇団美山も美嘉さん、笑窪さん、若座長のこうたさん、道化役の祐樹さんという上手い役者さんたちがいるのだから、彼(女)たちをうまく生かさないともったいないですよ。



一年ぶりの劇団美山。照明の工夫がグレードアップしていた。オシャレで洗練されていた。とくに上下で交差する20本の光がすばらしかった。スポットライトの当て方も以前よりずっと的確になっていた。

口上のときの祐樹さんのかぶりもの。観客の期待に応えて(?)ビリケンさん。応えて下さってありがとう!彼がいないと劇団の魅力は半減するだろう。なくてはならない方。他劇団で「道化役」を擁しているのは小泉たつみさんのところくらいだろうか。たつみさんのところの愛飢男さんもなくてはならない方。彼とたつみさんの絡みがないお芝居は、なにか大事なものが欠けたような気がする。