yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

5 月のニューヨーク行き

5月8日から2週間アメリカに行く。ニューヨーク行きの航空券は3週間も前に取ったのにニューヨークとフィラデルフィアのホテルをまだとっていなかった。航空券を確保した直後にPriceline.comでbidしたのだけれど、120ドルでもOKが出なかった。でも直前にすればこの値段で行けるかもしれないとタカを括っていた。一昨日から何度も試みたけれど、Priceline.comどころかexpediaでもbooking.comでも日本円で一泊2万円近くするのが最安値。参った。このシーズンが一番高いときだったのだ。そういえば、この時期に泊まるなんてこと、2004年にペンシルベニア大の学位授与式に出席したときのみ。そのとき(5月)は勤務先の大学が学期中だったので、ほんの4日ほど滞在しただけだった。でもホテルの一泊料金は今の半分程度だったような気がする。

驚いたのはニューヨークもフィラデルフィアのホテルも一泊料金がそう変らないことだった。もともとホテル数の桁が違う上にフラデルフィア地域には大学が多く、その卒業シーズンと重なっていることもあるのだろう。ニューヨークに8日から12日まで4泊、フィラデルフィアに移ってそこで3泊、それから再びニューヨークに戻って5泊にした。NYの前半と後半のホテルは違うホテルにしなくてはならなかった。

あらためて、日本がデフレなのだと認識させられた。去年9月にフィラデルフィアに舞い戻った折に、アメリカがインフレであることが分かった。その上、フィラデルフィアがファッショナブルな街という評価が出来つつあることを知った。ニューヨークのいわば「衛星都市」のような位置づけだと、友人のディオンヌが言っていた。確かにNYへの通勤圏ではある。ニューヨークの住宅が高くなったので、フィラデルフィアに移る人が増えたとのこと。いまだにピンとこないのだけど。

きっと貧乏留学生は困っているんだろうナ。Studioといういわばワンルームの部屋でも日本円で12、3万円をはるかに超えているに違いない。日本の2倍強である。大学の寮だって私がいたころでも決して安くなく、べらぼうな値段だった。

今回の目的はまず私の博論のコミッティ・チェアだった先生に会うこと。この3月のAASの年次大会はフィラデルフィアだったので、彼女の弟子たちの「同窓会」があったのに、私は出席できなかった。もう一つの目的はMETのオペラ。ちょうどかかっている『コジ・ファン・トゥッテ』と『マダム・バタフライ』をみるつもり。今日ネットでチケットをとるつもり。そしてNYの芝居を出来るだけ多く観たいと考えている。こちらは行き当たりばったり。いずれにしても迷う程おもしろいものがかかっているに違いないから。