yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

映画『ソーシャル・ネットワーク』(2010)

今学期は押し付けられたクラスが2クラスもあり、全部で9コマなので、毎日準備と授業で青息吐息のありさま。でも神様はよっぽど「親切」な方とみえて、最後の「楽しみ」を与えてくれた。ゼミの2クラスを除いて、英語関連科目クラスの学生が良かった。今までで一番恵まれているように思う。最後の最後にこういう学生に出会えてよかった。

中でも押し付けられて一番イヤだったビジネス英語クラスの学生たちが、今までの英語クラスの中では「やる気度」でトップ2に入る。かなり難しい教材にも喰いついてきてくれるので、こちらもテンションが上がる。ネット(youtube)で入手できる”The Business of English”という教材を使っている。内容はさまざまな会議の模様をビデオ化したもので、臨場感溢れるもの。ただ、普通大学生レベルのものではない。「ビジネスマン対象」に特化したものなので、日本のビジネスのバックグラウンドですら持たない学生にはとてもじゃないけど歯が立たない。これをロールプレイで暗記し「実演」するのだが、今までのところ嬉々としてやっている。丸覚えするのも、厭がらずにやっている。この年代に覚えたことは一生忘れることはない。そう信じているので、「無理」を承知で押し込んでいる。

先週は補講があったので、『ソーシャル・ネットワーク』(2010) を観た。フェイスブック創始者のマーク・ザッカーバーグのフェイスブック設立に至る経緯を映画化したものである。いろいろと物議を醸した作品で、彼がSaturday Night Showに主演男優と出演したときの放送を、私も以前に記事にした。学生からの希望での上演会なので、こちらもあまり罪悪感を感じないでいることができた。映画自体はかなりの出来である。Rotten Tomatoesでも90点をもらっている。これはちょっとインフレ傾向ではあると思うけど。でも映画作品としてもなかなかのもので、深さはないものの的確に問題点を把握、それを提示してみせてくれる。

アメリカの大学の学生生活が、とくになかなかオオヤケにならない社交の部分(うさんくさい部分も含めて)がかなりリアルに描かれていて、その点では90点あげても良いかもしれない。こういう映画をみておくと、留学した時に泡を吹くことは余りないだろう。学生生活にも表の顔と裏の顔があることが、よく分かるから。あらかじめ心の準備、身体の準備、それにお金の準備をして行くことができるから。私なんて、まったくそういう知識、情報もなく完全な「無菌状態」で出かけたので、ショックが大きかった!