yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

オバマ大統領の演説

アメリカ東部時間午後9時から15分間のものだった(現在9時半すぎ)。ロシアの仲介があり、シリアが化学兵器を国際管理下に置くことに同意したということだったので、オバマ大統領がどう決断するか、注目が集まっていた。内容は予想通りのものだった。「攻撃」すること。しかしアメリカ国民の大半が軍事介入に反対であることを踏まえて、ピンポイントのものに限ること。地上戦はしないこと。イラクアフガニスタンのようにずるずると介入を続けることはしないこと。ただ、アメリカとして介入しないことは、人道的立場に反すること[この部分に一番力が入っていた]。毒ガス[サリン]を無差別に使っているシリア政権を容認できないこと。いかなる戦争でも化学兵器は使わないというのが国際的同意なのに、それを蹂躙したこと。これを見過ごすとアルカイダなどのテロリストの手に渡る可能性があること、等々。

シカゴのオヘア空港の警戒レベルは従来通りだった。いつも厳しいから、変わりなし。ただ空港で多くのGIを見かけた。全員若かった。フィラデルフィアへの便にも女性を含む7人ばかりの兵士が乗っていた。こういう場面に出くわすと、やっぱり、アメリカは戦時下なんだと認識させられる。

この演説の前にCNNのアンダーソン・クーパーの番組で、討論会がずっと続いていたが、[驚いたことに]全員がロシアの仲介には懐疑的だった。そして今、大統領の演説が終わって、「下院を説得するのが目的のこの演説は不要だった」、とまでいう人がいる始末。また。また、実際に攻撃をすると、イスラエルがシリア政権の攻撃対象になる可能性が高まるとまでいう人[上院議員]もいる。ギングリッチ上院議員を久しぶりにみた!

ギングリッチさんは2年前からそう変わっていなかったけど、オバマ大統領はホントに老けた。ブッシュジュニアも大統領期間中に20歳も歳をとったようにみえた。大統領がいかに大変な仕事かがわかる。