yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

今月末のイギリス行き

今月22日から31日までイギリスに行く。チェスター大学での発表があるのだが、なんとなく気鬱で、決まったときの元気はどこへやら、気が進まない。ロンドンまでの切符とホテルを4、5日前にやっと手配した。ぎりぎりだったので、29日、30日の帰国便がとれなかった。4月1日に新入生への英語のプレースメントテストがあり、その采配をふるわなくてはいけないのだけれど、ひょっとしたら間に合わないかもしれない。もっともここ数年の恒例行事なので、私がいてもいなくてもさほどの違いはない。試験監督者が一人減るだけですむと思う。この時期の飛行機の便は天候不順でしばしば狂うので、こういう可能性、なきにしもあらず。

気持ちを奮い立たせるには、ロンドンでの予定を早く立ててしまうことしかないだろう。学会は26日から28日まで、それをはさんでロンドンで宿泊するので、ロンドンでの観劇を計画しようと思う。前回のイギリス行きは3年前、そのときはカーディフ大学での発表で、その後すぐに帰国したので、ロンドンは通過したのみで宿泊はなかった。かなり無念な思いをしたので、今回はリベンジである。

毎年のようにロンドンへ芝居を観に出かけていたのがはるか昔のことに思える。実際、それからずいぶんと経った。最後にみたのがジョー・オートン(Joe Orton)のWhat the Butler Saw (1969年)だったと記憶している。傑作で(「ケッサク」でもあった)、イギリス人特有のブラックユーモアを堪能した。とはいえど、ポリティカルジョーク満載で、半分も分っていたかどうか。えぐかった!これはラッキーなことにアメリカ、ボストンのハーバード大付属劇場でも観ることができた。最初にみたものよりも大分毒が薄まっていたような。イギリス人って、ホント人が悪いんですよね。あんな全編毒気に満ちた芝居、どちらかというと(いくらインテリでも)人の良いというか “simple minded”なアメリカ人が再現、太刀打ちするのは困難だろう。でもイギリス版の方が数等面白かったナ。

バレエがかかっていれば、それもみたい。ロイヤルバレエ団なんて、以前は考えたこともなかったけど。