yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

中島美嘉「16(シックスティーン)」

7月19日、台風接近で警報が出ている中、美嘉ちゃんのコンサートに大阪国際会議場メインホールまで出かけました。6月の2回と合わせて3度目です。今度は妹がヤフオクで落札してくれたチケットで、なんと最前列でした。やっぱり、いちばん前はよかった!前の2回はいちおう良席ではあったもののそんなに近くではなかったので、一体感を感じるというところまでは行かなかったのに、今回は生々しいレベルで否応なく舞台と一体化させられました。前のコンサートでは、黄色い声が飛び交う中で、いささか違和感を感じながらその場にいたのですが、今回は周りの人がみえないので(向こうからはみえていても)、周りの人間にではなく、舞台に自分を合わせていました。楽しかった!このようなコンサートは最前列の体験と真ん中より後ろでの体験では、質がまったく違っていることが分かりました。

3度もみると、次には何が出てくるかがおよそ見当がついてきます。その中でも「次はアレだ」と確信しながら、そしてワクワクしながら待ち構えていたのが、MCの後のアコースティックギターに合わせての2曲でした。前にみたときはステキだ思いつつも、やり過ごしていたのが、今回はしっかりと頭の中に叩き込んで、帰宅したら早速ネットでしらべました。

一つは「16(シックスティーン)」、もう一つ(妹によると"Song for a Wish") 。とりあえず、泣きたいほど心を深く揺すぶられたのがこの「16(シックスティーン)」でした。
以下に歌詞を貼付けます。

作詞︰中島美嘉
作曲︰葛谷葉子

よわむしの「モンスター」達は
お姫様になりたくて、
皆で あの子の 心を
殺しました。

情けない位自分を 守ってた
次の獲物にならないように
狭い世界の出口も知らない
これ以上も以下も知らない

よわむしの「モンスター」達の
大好物はいつも
うわさ話の中のヒロイン
本当はあこがれてた。
なによりも残酷で悲しい
むきだしの幼い日
皆で あの子の 心を
殺しました。

友達だと言われる集団は
轉載來自 ※Mojim.com 魔鏡歌詞網
同じ髪やメイク流行の歌
どんなに合わせても好きか分からない
どうせ離れていくだろう

あのときのモンスターたちは
今は全て忘れて
また繰り返して次を探す
嫌われる事が怖い
独りでは何も出来ない
恐がるつまらない日
皆で あの子の 日々を
壊しました。

私はあの日々になんて
かえりたくもないし
輪の中に入る事なんて
今だって苦手なんだ
ただただ自由がほしくて
制服を脱ぎ捨てた
逃げて逃げて今に
たどり着いた


美嘉ちゃん作詞ということで、あらためてこの歌詞を見直し、そのすばらしさに衝撃をうけます。彼女自身の経験と想像とを組み合わせてあの歌を思い出しています。なんともやるせなく、切ない16歳の女の子の「宣言」です。