yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

春陽座の『磐梯やくざ』一級品のお芝居

6月28日、新開地劇場でのお芝居は『磐梯やくざ』。今までみてきた大衆演劇の芝居の中の最高峰のひとつでした。澤村心さんの演技が光りました。あの姿形が美しい方が純粋で一途な男を演じられるので、非常に説得力がありました。最後の場面も哀しさ倍増でした。滝川まことさんも心さんを心から信頼する弟分を演じて、とてもはまり役でした。新吾さんの悪役はもう名人の域としかいいようがありません。沢田ひろしさんは今日はちょい役でしたが、それでもあの存在感です。この方についてはまた稿を改めて書きたいと考えています。ある種の「怪物」です。

脇を固める人たちがしっかりと主演者を支えるというのがこの劇団の何よりもの強みです。今日のお芝居はそれがもっともよくあらわれたものでした。新開地劇場に毎年乗って欲しいと切に願います。この劇団こそ、この日本一の舞台にのって然るべき劇団です。この芝居の質の高さ!新しい数々の挑戦。未来の大衆演劇のあり方を示している劇団です。

芝居の詳細は別稿にします。