yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

アメリカの書店とe-Reader 2月3日

e-Readerではなんといっても先発のアマゾンのKindleが有名だけれど、最近になっていろいろなデバイスが発売されている。アメリカ最大手の書店チェーン、Barnes & NobleはNookというのを、二番目に大きい書店チェーンのBordersはKobo、Cruzをレリースしている。

価格もほぼ同じとなると、消費者獲得合戦が起きているに違いない。どれももちろんアメリカでの発売だから、日本から注文するにはちょっと大変かもしれない。私はアメリカのアマゾンのアカウントを持っているので(アメリカにいたときに開いたもの)Kindle はわけなく入手できた。つまり、日本からでもアカウントをアメリカのアマゾンに作ればいいだけの話なのだろう。Barnes & Nobleにもアカウントがあるから、試してもいいかもしれないけど、すでにKindleがあるので、いくつもはいらない。フォローしているTwitterで、Nookも手に入れたという方もいた。その方はそれがお仕事だったので、二つのデバイスの比較をする目的だったようだ。

フィラデルフィアにはBarnes & NobleもBordersも、どちらもが支店をいくつも持っていた。私の在学したペンシルバニア大のブックストアはついにBarnes & Nobleに買い取られてしまった。最強の書店だけれど、それでもアマゾンにはネット販売で後塵を拝してしている。こういうのは最初にやったもの勝ちなのだ。

フィラデルフィアダウンタウンは大学のキャンパスから歩いても20分程度なので、よく本屋にいった。先ほどの二つの書店がしのぎを削っていた。Bordersはもともとリッテンハウス・スクエアというとびきり一等地にあったのだけど、その通りを隔てたところにBarnes & Noble が店を出したので、少しさびれてしまった。どうなるのかと心配していたら、今度はBordersが前の店を閉じて、さらなる一等地のシティ・ホール前に店を新しく出した。今はどちらもが栄えている。

私はどちらもお気に入りで、どれほど世話になったことか。基本的には本を買う目的で行くのだけど、そればかりではなく、中に必ず入っているスタバ等のコーヒーショプのテーブルを確保して勉強するのである。インターネットにアクセスできるようになっているので、パソコンを持ち込むこともあった。みんながその目的で席をとっているので、おしゃべりしている人はあまりいなくて、なにか図書館のような雰囲気だった。それがとても快適だった。

それ以外にも「立ち読み」ででもずいぶんお世話になった。椅子が随所においてあるので、そこに座り込んで売り物の(!)本を読むのである。「金持ち父さん」シリーズはすべてこうやって読んだし、他の軽いビジネス書もこうやって「攻略」した。似た人もいるもので、一度私が夢中になって読んでいると、私の名前を呼ぶ人がいる。ハウスメートのディオンヌだった。彼女も立ち読みの目的でやってきていたのである。スミマセン、Bordersさん!

日本でもジュンク堂書店が同様の試みをやっているようだけど、顧客フレンドリーの快適さではアメリカに負けている。