yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

「ネットTVは死んだ」1月26日

いつもtweet している池田信夫さん関係のサイト、JBPressの記事、「インターネットで平成の鎖国に走る日本;ケータイだけでなくテレビもガラパコスを目指すのか」に衝撃を受けた。まさに日本の常識が世界の非常識になっている証左が先日の最高裁の「まねきTV、日本デジタル家電、違法判決」だった。

みんなが騒がないのが不思議である。これでネット配信は全面禁止になる。ネットフリックスのところでも書いたように、海外では映像配信がビジネスになり、それでビデオレンタル最大手のブロックバスターが破綻した。その前にはiTunes音楽配信サービスによって、タワーレコード等のレコード会社が破綻している。その流れはとめられないことは、周知の事実になっているというのに、日本ではこの時代錯誤もはなはだしい判決である。

ラスベガスで開かれた世界最大の家電見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショーでインターネットとテレビが融合したネットTVが注目を浴びた話は以前のブログに書いた。これだとCMをみなくてもいいし、オンデマンドで見たい番組がいつでもみれるわけで、視聴者にとっては理想的な環境になるのである。

記事によれば、「『グーグルTV』は、インターネットから映像を検索してテレビ画面で見るシステムだが、この場合のグーグルは最高裁判決によれば自動公衆送信の「主体」となり、利用者が著作権法違反の映像を再生した場合はグーグルも違法行為の共犯になる。したがってグーグルは、日本でグーグルTVのサービスを開始する予定はない」とのことである。

これはもちろん、日本のテレビ局や電機メーカーを利するための判決だ。

日本のケータイが陥った「ガラパコス化」、その轍を踏むことがテレビにも起きるということか。まったく救いがたい。