yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

ジョブスさん、大丈夫? 1月19日

アップルのスティーブ・ジョブスCEO が入院した。長期になるかもしれない。

アップルの株価が昨日6%下落したという。たしかに、彼でなくては動かないことも多々あるに違いない。iPhoneも、 iPadも、最新の MacAirもすべて彼が最初にアイデアを出し、最後にGOサインを出したのだから。後任のクックさんは有能ということだけれど、ジョブス氏のカリスマ性には及ばないだろう。だれも及ばないだろう。

1985年にジョブスがペプシコーラから自身が引き抜いたスカリーにアップルを追い出されたとき、多くのジョブスファンがアップルを離れたと思う。そして彼がふたたび新しいマックの発表を引っさげてCEOに返り咲いたとき、フアンが、というより Mac Evangelist (マック信者)が戻ってきたのだ。ジョブスあってのアップルだから。

ペンシルバニア大学の図書館の入り口に並べてあるコンピュータがそれまでのDELL から一斉に、バックがピンク、ブルーのすけすけの斬新なデザインのマックになっているのを見た瞬間、斜陽だったアップルの経営が軌道に乗ったと確信したものである。

その強引さからアップルを追い出されたのだけど、それは今でも健在である。中途半端に妥協しないから、アップルは再建できたのだし、今の隆盛があるのだ。その点が、「協調」を第一義に持ってくる日本企業とはまったく違う。

ボストンで毎年開催されるMacWorld Expoに2回行ったことがあるが、ものすごい熱狂で、彼の信者の濃さに圧倒された。日本からもわざわざやってきた知り合いもいた。ジョブスが会場の随所においてあるスクリーンに映し出されるだけで、「わぁー!」というものすごい歓声があがるのだ。

その信者たち、かれの病状を心配しているにちがいない。難病の膵臓ガンからみごとに復活を果たしたのだから。今回も病魔に打ち勝って欲しい。