yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

研究生活

八月の歌舞伎は諦めるしかなさそう

歌舞伎座の公演が8月9日からだったとは。12日のチケット販売の時にわかって、がっくりしてしまった。東京行きを8月4日から一泊にしていたのは、9日までしか東京に滞在しない息子に合わせたのだけれど。息子家族は中旬まで東京なので、もう一度東京に出向くこ…

ロンドン滞在期間残り半分、成果はあったか?

短かったような長かったような前半分。土日もロンドン大SOASライブラリー通い。日に6〜7時間程度、図書館に詰めている。ずっとではなく、宿泊先に間で一度帰っている。徒歩で7分というのがありがたい。夏休みの間、図書館は週日が9時〜9時、土日が10:30〜9時…

能ロス?

能の舞台を見たい!そう切望しても異国では不可能。8月の頭に帰国するまで、我慢、我慢。生の舞台とは行かなくても、せめてDVDを何本か持って来ればよかった。こんなことをグダグダ思っている。 禁断症状が出る前に、明日SOASライブラリーでDVDを見ることに…

EBSCO(学術情報へのオープンアクセス)の衝撃

現在、浦島太郎の気分。ロンドン大学のSOAS図書館で学術情報にアクセスをする中で、驚くべき情報を得た。なんと卒業生にもアクセスできるようにしているというのだ。そのオンライン・データベースがEBSCO。初めて聞く名。アメリカの大学院を出てしまうと、ア…

ロンドン大学SOASライブラリー蔵書の凄さ!多分この方面では世界一

昼前からここで5時間あまり過ごした。ワクワクの連続で去りたくなかった。でも、大降りだった雨が少しマシになったのを見はからって退出。6月に再訪するのが待ち遠しい。ロンドン大学に来るという計画は、10年前にペンシルベニア大学でのシンポジウムで、パ…

横道萬里雄著『能劇の研究』(岩波書店、1986年刊)

横道萬里雄氏の能楽研究の集大成とでもいうべき書。図書館から借りだし、間もなく返却期日がくるので、改めてスキミングしている。とはいえ、ここに書かれていることを読み込み、消化するにはさらなる時がかかる。古書で入手しようかと考えている。能の研究…

能楽講座「能は面白い」—<葵上>@京都観世会館12月25日

能の学校教育への普及を目指し、ワークショップを定期的に開催されてきている「伝統音楽普及促進事業」主催のワークショップ。教員教育関係者が対象。主催者は、文化庁、京都府、同志社大学創造経済研究センター、伝統音楽普及促進事業実行委員会。以上はこ…

12月の観劇予定

今月は歌舞伎のための東京遠征はなし。歌舞伎座第一部は以前に南座で見てあまり面白いとは思わなかった獅童・松也の『あらしのよるに』が。第二部の勘九郎が松王丸を演じる「寺子屋」は見てみたい気はするし、第三部の玉三郎の「二人椀久」と「道成寺」も見…

「日銀審議委員に経歴疑惑 『博士号持っていない』と東京大学が結論づける」

livedoor newsの記事。東大自ら調査した上の結論。その人物は、4月から日本銀行政策委員会の審議委員に就任したばかりの櫻井眞氏(70)。日銀のホームページ掲載の「櫻井氏のプロフィール」には、中央大学経済学部を卒業後、〈昭和51年3月 東京大学大学院経…

「羽生結弦選手の演技への能の影響」という題の発表をすることに

英国、Liverpool Hope Universityでこの6月末に開催される、「Theorising the Popular学会」へ提出したプロポーザルが通った。「A Reflection of Noh on Hanyu Yuzuru’s Performance」というタイトルでの私の発表、プロポーザルの提出は一週間も遅れていたの…

プロポーザル提出

疲れた。数日かかってしまった。もっとすんなりと済むと思ったのは、浅はかそして軽率。ペン大の院生だった頃はプロポーザル作成なんて半日で済んでいたのに、それが年々時間がかかるようになってきている。英語環境にいないからもあるけど、それ以上に歳の…

「世阿弥の<花>」の在処——能とスケーティング——

「能を通して羽生結弦さんの『SEIMEI』を分析する」という挑戦をしようとしている。能はほとんど見てきていないし、スケーティングと比較するなんて、無謀にも見えるかもしれない。日本の学界だったら一蹴されるだろう。海外での「学際的(interdisciplinary…

「『當麻』から『死者の書』へ」in 『演劇とは何か』(渡邊守章著、講談社学術文庫)

フランス演劇のひとであるとともに、能にも造詣の深い渡邊守章氏ならではの論考集。いろいろなところに寄稿したものを集めたもので、フランス演劇の演出家でもある彼が単なる研究者でないことがよく分かる。三島由紀夫の『サド侯爵夫人』を演出され、フラン…

羽生結弦さんの「SEIMEI」と能の舞

6月にシカゴである学会の発表に『陰陽師』を「使う」つもりでいる。プロポーザルの提出が今月末でなので、まずそれを済ませてから、発表原稿のみならずジャーナル投稿用のペーパーも仕上げるつもりにしている。もちろん羽生結弦さんの「SEIMEI」に触発された…

懐かしい小学館の「日本古典文学」シリーズ

小学館の「日本古典文学」シリーズには、アメリカの大学院にいたころ、ずいぶんお世話になった。私のいた大学には East Asian Studies があったので、大学図書館のアジアの、特に日本、中国の文献はとても充実していた。「日本古典文学シリーズ」では、岩波…

シカゴの学会発表には『陰陽師』をつかうことに

11月末のロンドンでの「ポップカルチャー学会」では大衆演劇をテーマに発表した。ここ7年間にわたり50劇団以上みてきた大衆演劇と、歌舞伎の比較をした内容。それぞれの発生等を辿る歴史的考察が主眼。ただ、ヨーロッパでは(当然といえば当然だけど)オペラ…

決断しなくては

今日、思い立ってロンドン大学のG教授に会ってきた。七年前にペンシルベニア大学で開催された「名取春仙」のシンポジウムでスピーカーをして以来。先生は春画について、私は上方歌舞伎について話をしたのだが、彼はそのまま研究を続けられ、私はといえば関心…

ウェストミンスター大学での発表終了

21日の2時半から4時までの私のセッション、予定では三人のはずがエセックス大の人がキャンセルしたので、結局二人。持ち時間を20分以内に制限されていたのがかなり緩和され、DVDも少し長めに見ることができた。それで質疑応答にかなり時間が割かれた。今回の…

泉鏡花と『雨月物語』、そして三島由紀夫

『高野聖』についての当ブログ記事に、この作品に『雨月物語』との近似性を感じると書いた。それがずっと気になっていた。ネットで検索をかけてみると、私の漠然とした印象はそう的外れではなかったよう。鏡花が戯作にどっぷりと漬かっていたのは、その文体…

国際学会での発表準備

ロンドンのウェストミンスター大学で開催される国際ポピュラーカルチャー学会での発表準備に入った。プロポーザルが通ったという連絡をもらって、もう3週間近くになる。開催日は11月20、21日。発表内容は「大衆演劇(旅芝居)」。ポピュラーカルチャーをテ…

ロイヤル・タイラー著「おごれる光源氏」 in 『源氏物語国際フォーラム集成』源氏物語千年委員会 監修芳賀徹 非売品2009年3月刊

この『源氏物語国際フォーラム集成』、神戸市中央図書館の開架書架にあった。迷うことなく借り出した。「国際フォーラム」と名のつく「大会」はたいていが世界各地からの寄せ集め研究者の、かなり的外れの発表集成であることが多いのだけど(私見です)、こ…

学会へプロポーザル提出

今年の11月21、22日にロンドンで開催される「ポップカルチャーとポリティックス」と銘打った国際学会にプロポーザルを提出した。今月末が締め。もともとは去年3月に発表する予定だったものを手直しした。「大衆演劇」での発表は初めてになる。1年以上経って…

『るろうに剣心』にするか

6月下旬、イギリスで開催される演劇の国際学会での発表を諦めた。プロポーザルは去年の11月にアクセプトされていたので、残念。これで丸2年海外での発表をしていないことになる。まずい。かなり焦る。それのみならず、今頃はイギリスでの研究生活をスタート…

服部幸雄著『江戸歌舞伎の美意識』(平凡社、1996年)

さすが服部先生、彼の歌舞伎論の集大成的著作。それもどちらかというと、お堅くない方の。彼のものは歌舞伎を論じる場合「must」なので、何冊か揃えている。でも学術的なものがほとんど。この著書は、たしかに学術的ではあるけれど、その枠にのみ納まってい…

「京(みやこ)を描く−洛中洛外図の時代−」@京都文化博物館

3月15日、「四代目中村鴈治郎襲名興行」を京都南座に観に行ったのだが、公演が4時始まりだったので、その前にこの展示を見に出かけた。土曜日だったこともあったのだろう、ものすごい人出。各屏風前には二重に人垣が。結局じっくりみるのはあきらめて、図録…

伊藤隆敏教授・コロンビア白熱教室@テレビ東京「モーニング・サテライト」2月16日

今朝久しぶりに「モーニング・サテライト」をみたら、ちょうどこのシーンが映っていた。東京大学大学院教授の伊藤隆敏氏が職を辞し、この1月からコロンビア大学でアジア経済や金融政策を教えておられるとの由。伊藤教授といえば、安倍晋三首相の重要な経済ア…

イギリスの演劇学会へプロポーザル提出

6月にイギリスのCentral Lancashire大学で開催される「Theatre and Performance」という学会にプロポーザルを送った。締め切りを今日だと思っていたら、明日だったことに気づいたけど、早い分にはまあいいか。一日で仕上げるつもりが、結局まる二日かかった…

夕食会

博士論文の指導教授だった先生が同僚の先生、それに今の院生たちに呼びかけてくれたようで、総勢9人もの集まりになった。ペン大の近所の最近できたばかりの中華レストランで、そのオシャレさに驚いた。私の行きつけていた「北京」(大学城)とは雲泥の差。去…

関容子著『歌右衛門合せ鏡』(文芸春秋社、2002年)

六世歌右衛門へのオマージュである。おそらく色々なところへ寄稿していた記事をまとめたものだと思われる。だからちょっとバラバラな印象はあるのだけど、それらを貫いているのは六世歌右衛門への愛と尊敬だろう。冒頭は歌右衛門が亡くなった直後の話なので…

守屋毅著『近世芸能興行史の研究』(弘文堂、1985)

サントリー学芸賞(1986年文学・芸術部門)を受賞した守屋毅氏(1943-1991)の著作。そのとき学芸賞の選考をした谷村 晃氏(大阪大学教授)の評が以下。 <略> 芸能史の研究と言うととかく特定の芸能の形態、特色、由来等についての微に入り、細をうがった…