yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

文学・映画・美術

小津安二郎監督『早春』BSプレミアム 10月11日

デジタル修復版。前日放映の『お茶漬けの味』、そして12日の『東京暮色』も録画した。このデジタル修復版は極めて質が高い。テクノロジーの画期的な進歩にひたすら感謝! (現代テクノロジーの技極めたデジタル版とはいえ)そこかしこに「小津節」が見え隠れ…

「もどき」と「もじり」でシャレのめした『東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖 (とうかいどうちゅうひざくりげ こびきちょうなぞときばなし)』シネマ歌舞伎@109シネマズ箕面 9月19日

これぞ「江戸歌舞伎!」と興奮してしまった。ありとあらゆる歌舞伎のエッセンスというか、観客をたらし込む手練手管がぶち込まれた作品。染五郎(当時)と猿之助の「どうだ!」という声が聞こえてきそうだった。目一杯の歓声、手が痛くなるほどの拍手で、対…

中村錦之助主演の『笛吹童子』三部作(東映、1954)@京都文化博物館 フィルムシアター 8月11日 

以下に、宣伝写真、プロダクション、配役を。 ポスター中央に大友、右上に錦之助、その左に千代之介。 原作、北村寿夫、監督、萩原遼、音楽、福田蘭童。 三部作 『笛吹童子第一部どくろの旗』 1954年東映京都作品(モノクロ・46分)/監督:萩原遼/出演:中…

映画『バリー・リンドン』[Barry Lyndon] (1975) BSプレミアム4月26日放映

作品と監督 キューブリック監督の作品群 ポストモダンを先取りした? 時代がかった「包装」 リンドンという人物のリアリティ 作品と監督 関連サイトからの作品紹介amass.jp。 【監督】スタンリー・キューブリック,【出演】ライアン・オニール,マリサ・ベレ…

「新米刑事モース~オックスフォード事件簿~」(原題「Endeavour」)の第一話「華麗なる賭け/ある晴れた日に」

先日、たまたまNHK BSで放映されている第二話「Case2 泥棒かささぎ」を途中から見て、魅入られてしまった。「新米刑事モース~オックスフォード事件簿~」は以前に放映されたコリン・デクスター原作「主任警部モース(Inspector Morse)」(1986-2000)シリ…

映画『新世紀、パリ・オペラ座』@シネリーブル神戸 12月30日

秀逸な作品。「パリ・オペラ座」という怪物に対峙し、なんとか手懐ける方法を見つけ出すというのは至難の技だと思う。でもそれを今までの「パリ・オペラ座」を扱ったドキュメンタリー作品とは異なった手法でやり遂げたのはみごと。散漫な印象がするのは、一…

世阿弥作、舞囃子「高砂」詞章が呼び醒ますイメージの豊饒

大連吟(観世流)の「発表会」が京都観世会館できたる26日にある。かなりサボっていたのだけれど、一念発起、10日ほど前から先生方の模範の吟唱をスマホに入れて移動中に聴いている。合わせて家でも周りの迷惑にならない程度の大声で練習している。連吟部(…

「知られざるロシア・アバンギャルドの遺産〜スターリン弾圧を生き延びた名画」@再放送BSプレミアムカフェ 10月19日

番組の公式サイトをリンクしておく。今までまったく知らなかった領野。ウズベキスタンが舞台になっている。スターリン時代、過酷な弾圧を受け、シベリア刑務所送りになった画家たち。彼らの絵画を当局の目を盗んで「収集」した人がいた。それがサヴィツキー…

「木版画家 立原位貫 特別展」@臨済宗南禅寺派 光雲寺10月14日

立原位貫さんについては、NHKの「プレミアムカフェ」の再放送で知った。国芳の「達男気性競 金神長五郎」の復刻を担当、見事に成功されるまでの過程を追ったドキュメンタリーだった。膨大な作業工程。それを黙々とこなして行かれる姿に職人魂を見た。またそ…

映画『ロンドン、人生はじめます』(原題 Hampstead, 2017)

地味に中年男女の恋愛を描いています 『マディソン郡の橋』ほど深刻じゃない? ロンドンの天文学的地価高騰が背景に 明快なストーリー キートン演じるエミリーのかっこよさとグリーソン演じるドナルドの素朴さで魅せる 「めでたしめでたし!」の結末 批評家…

カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞受賞を喜ぶ

ロンドンから帰国したその日にこの発表。嬉しくて、飛び上がってしまった。今回訪ねた大英博物館の日本ギャラリーにも「カズオ・イシグロコーナー」があった。彼が英国でも高い評価を受けているのを知ってはいたけれど、それがかくと実感できた。『わたしを…

『レイチェル』(原題My Cousin Rachel (2017)

BA(ブリティッシュ・エアウェイズ)の成田発ロンドン行きのフライトで見た映画。日本ではまだ公開されていない?JALとBAの共同運航の場合、 JALが「主」の時には機内上映の映画のレベルが高いのだけど、今回はBAが主になっていたので、映画には期待していなか…

ナショナル・ポートレイト・ギャラリー(National Portrait Gallery)でバイロン、シェリー夫妻に出会う

着いた日はさすが疲れていたと見えて、パディントン駅そばに取ったホテル前のスーパーで、クレジットカードを忘れてしまった。朝、チャリングクロス駅まで来て気がつき、とって返したのだけど、道中最悪を予想して気が滅入った。スーパーでは保管していてく…

映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(原題The Imitation Game、2014))

27日、正午過ぎの成田発ロンドン行きのブリティッシュ・エアウェイズ便に乗ったのだけど、機内で見た映画が興味深かった。その一つがこれ。日本では2015年3月に封切られたそう。地味な映画なので、あまり評判にならなかったのかもしれない。Wikiの解説が以下…

ブリティッシュ・エアウェイズの新作宣伝ビデオが傑作

普通は無味乾燥な機内の安全の解説ビデオ。それが今度のBAでは面白いものになっていた。youtubeで、「British Airways safety video - director's cut」で検索すると見れる。動画リンクをこの記事にはアップできないようなので。「Business Inside」誌にその…

「幻の色 よみがえる浮世絵」NHK BSプレミアム『プレミアムカフェ』9月7日再放送(初回放送:2009年)

以下が番組のサイトからの情報。 富山の旧家で大量の浮世絵の版木が見つかった。版木は主に、幕末に活躍した歌川国芳のもので、国立歴史民俗博物館が中心になって分析・研究が進められた。発見を基に、総合芸術としての浮世絵の姿を明らかにする。出演者ほか…

映画『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』@シネリーブル神戸9月2日

先日『パリ・オペラ座の人々』を終了日の前日に見たのだけれど、そのときに見た予告編で、この作品を是非とも見たいと思っていた。今日が公開初日。以下、オフィシャルサイトからのイントロダクション。 1886年、北米マサチューセッツ州の小さな町アマストで…

芳賀徹氏「あらためて詩歌の森へ」in連続講座「芸術は何処へ?」第8回@京都府立芸術会館8月27日

芳賀徹氏の俳句についてのめっぽう楽しいお話と片山九郎右衛門さんのこちらもめっぽう楽しいお話と仕舞とが合わさった超豪華な講座だった。ああ、前の7回を逃したのが悔やまれる。とはいうものの、この回が最も型破りだったのだろうと、講座の全体をみわたし…

映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』@新宿武蔵野館 7月22日

「映画.com」掲載の「美しき異端のダンサー、セルゲイ・ポルーニンが来日「世界に足りないものを補うことが芸術の役割」に載った写真。インタビューの写真だけれと、これだけで彼がどんな人がが伝わってくる。何枚かの内の2枚だけれど、あの映画の中の彼の…

「アルチンボルド展」でフーコーを想う@国立西洋美術館7月29日

貴重な機会。NHKeテレの「日曜美術館」で見て以来、ずっと見たかった「アルチンボルド展」。東京外を巡回する予定が今の所なさそうなので、出かけた。素敵な公式サイトがあるのでリンクしておく。「奇想の宮廷画家アルチンボルド。謎が謎を呼ぶ、思考のラビ…

三島由紀夫作『美しい星』の映画化

2日前に梅田のシネリーブルで見てきた。劇場の入っているビルには3年前、「ゲーテ・インスティチュート」を訪ねた折に行ったきり。駅から遠い上、ちょっと分かりづらく、また時間もお昼に始まるので観客は少ないだろうとタカを括っていたら。とんでもない。…

シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛』は舞台版を超えていた?

猿之助/染五郎大奮闘。健気なほどに大奮闘。この二人をシネマ版で初めて見た人は虜になったこと間違いなし。二人にもそうだけど、歌舞伎に。それほどシネマ版は効果があったと思う。実際の舞台は昨年8月に見て、ここの記事にしている。まず構想の奇抜さに脱…

時代劇映画の「新感覚派」?

『花戦さ』を見て、最近の時代劇新路線の延長線上にある作品だと感じた。その辺りのことを映画の宣伝班が以下のように謳いあげている。 時代劇と言えば、手に汗握るサスペンスと見事な殺陣(たて)が決まる痛快なアクションが描かれるのが定番だったが、近年…

映画『花戦さ』@TOHOシネマズ西宮6月8日

東映公式サイトからの情報が以下。 【脚本】 森下佳子 【原作】 鬼塚 忠「花戦さ」(角川文庫刊) 【音楽】 久石 譲 【監督】 篠原哲雄 【キャスト】 • 野村萬斎 池坊専好 • 市川猿之助 豊臣秀吉 • 中井貴一 織田信長 • 佐々木蔵之介 前田利家 • 佐藤浩市 千…

映画『海賊とよばれた男』@TOHOシネマズ西宮12月31日

非常によくできた映画。原作は百田尚樹による同タイトルの歴史経済小説。原作は読んでいなけど、きっとこちらもバランスの取れた小説なのだろう。「歴史経済小説」なるジャンルがあることも初めて知った。百田尚樹氏の名は、大ベストセラーになった『永遠の0…

劇場版「艦隊これくしょん -艦これ-」@TOHOシネマズ西宮12月6日

見終わって、時間の無駄だったと思った。90分の映画だけど、その前に予告編が延々と30分も。とにかくうんざり。元はゲーム。それも「育成シミュレーションゲーム」というゲームの映画化らしい。人に「ぜひに」と薦められて、出かけたのだけど、途中でよっぽ…

市川猿之助主演 シネマ歌舞伎『スーパー歌舞伎IIワンピース』@尼崎MOVIX 10月24日

舞台版を新橋演舞場で昨年10月に見ている。シネマ版はそれをずっと凝縮、映像ならではの手法を駆使、ソフィスティケイトされたものになっていた。どなたが編集の指揮を取られたのでしょうか(もちろん猿之助も加わっていたのだろうけど)、知りたい。クレジ…

『超高速!参勤交代』と続編の『超高速!参勤交代 リターンズ』

予告編で「超高速!参勤交代 リターンズ 」を知って、公開直後に見に行った。内容が「リターンズ」ではない方の「超高速」を見ていないと、すっきりしないところが多々あったので、一昨日huluでこちらも見た。いずれもエンターテインメントのツボを心得た作…

映画『真田十勇士』@109シネマズ大阪エキスポシティ9月26日

映画公開は同名の舞台とのパラレルになっている。舞台の方は気づくのが遅く、5日前にやっとチケットを取ったところ。10月14日から22日まで兵庫県立芸術文化センター大ホールに乗る。以下、映画版の作品サイトより。 関ヶ原の戦いから14年。天下統一を目前に…

弘前カルチャー

東北に行くことは仙台を除いて今までなかった。あの震災の後、一度は行きたいと願ってきたのだけど、機会がなかった。先だっての康楽館での「劇団悠」観劇、往きは青森から高速バスで小坂まで行ったのだけど、帰りは十和田南駅から弘前に出て、一泊、その後…