yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

幸四郎

歌舞伎NEXT『阿弖流為』染五郎、勘九郎、七之助主演@新橋演舞場7月24日昼の部

劇団新感線の中島かずき作、いのうえひでのり演出のこのお芝居、22日に続き2回目。2回観てあらためて強く感じたのが、「主題」をかなり鮮明に打ち出そうとしているということ。それは今までの歌舞伎にはなかったもの。脚本の中島かずきらしい。高い志、至誠…

「蜘蛛の拍子舞(くものひょうしまい)」 in 壽初春大歌舞伎」@歌舞伎座1月3日昼の部

「蜘蛛の拍子舞」花山院空御所の場。以下「歌舞伎美人」より。 <配役> 白拍子妻菊実は葛城山女郎蜘蛛の精 玉三郎 源頼光 七之助 渡辺綱 勘九郎 坂田金時 染五郎 碓井貞光 弘太郎 占部季武 猿四郎 <みどころ> 妖気漂う美しい白拍子の正体は… 物怪(ものの…

宮藤官九郎演出 新作歌舞伎『大江戸りびんぐでっど』DVD 平成21 年12月 歌舞伎座公演DVD

ありがたいことにまだ公式サイトが残っているので、リンクしておく。作・演出と主な配役は以下。 宮藤官九郎:作・演出配役 半助 市川染五郎 お葉 中村七之助 大工の辰 中村勘太郎 根岸肥前守 坂東弥十郎 お菊 中村萬次郎 丁兵衛 片岡市蔵 与兵衛 片岡亀蔵 …

歌舞伎座新開場柿葺落 九月花形歌舞伎『陰陽師 滝夜叉姫』 歌舞伎座9月21日

以下「歌舞伎美人」サイトより。 第一幕 都大路 「晴明、百鬼夜行に遇いしこと」より 第三幕 貴船山中 「将門復活。最後の戦いと大団円」まで 〈配役〉 安倍晴明:染五郎 平将門:海老蔵 興世王:愛之助 桔梗の前:七之助 賀茂保憲:亀三郎 平維時:亀 寿 大…

菊五郎劇団の通し狂言『東海道四谷怪談』@歌舞伎座7月5日

今月の公演は昼夜ともに、若手役者の明確な確固たる「意志」の上成立したのだと感じる。昼は黙阿弥の『骨寄せの岩藤』、そして夜は『四谷怪談』と、いずれも通し狂言である。それも難しい演目二つである。まずその意欲、チャレンジ精神に敬意を表したい。そ…

通し狂言『加賀見山再岩藤』(通称「骨寄せの岩藤」)@歌舞伎座 7月5日

加賀藩(作品では多賀藩)のお家騒動を背景に、忠義な腰元お初による仇討ちを描いた『加賀見山旧錦絵』(通称「鏡山」)の後日譚である。「鏡山」では、お初の主人、中臈尾上は、お家乗っ取りを謀る局岩藤により草履打ちという辱めを受け自害して果てた。お…

尾上菊之助、市川染五郎 in「二人椀久」@新橋演舞場3月7日

踊りの演目としては有名なこの出し物。30分以上の長丁場である。 大坂の豪商、椀屋久兵衛(染五郎)は新町の芸者、松山に心を奪われ、放蕩三昧、その結果座敷牢に閉じ込められてしまう。松山恋しさの余り発狂した久兵衛、座敷牢を抜け出して彷徨うが、松の木…

『椿説弓張月』@新橋演舞場5月13日夜の部

いわずと知れた三島由紀夫の最後の歌舞伎作品である。私はペンシルバニア大学に提出した博士論文の一章をこの作品に当てたので、以前からどうしても見たい作品の一つだった。何しろ初演(三島自決の1年前、つまり1969年)以来2回のみ舞台にあがったきりで…

『慶安の狼 丸橋忠弥』@松竹座2月4日昼の部

この演目について昨日書くつもりだったのだけれど、3月の国際学会での発表に提出する原稿が仕上がらず、それが延びてしまった。原稿は一週間遅れで今日メールで送った。この演目も『大當り伏見の富くじ』と同じく、歌舞伎という範疇を超えて行く試みだった。…

『大當り伏見の富くじ』松竹花形歌舞伎@松竹座2月4日昼の部

これはすばらしかった!歌舞伎の新境地を拓いたに違いない。今まで歌舞伎ではアンコールやらスタンディングオベーションに出くわしたたことがなかったけど(唯一の例外は勘九郎がNYから凱旋公演した折の『夏祭』だったが、これは欧米に倣ってのものだった)…

『研辰の討たれ』松竹花形歌舞伎@松竹座2月3日夜の部

染五郎、愛之助、そして獅童という今の歌舞伎界でもっとも生きのよい三人が出ずっぱりと聞けば、観ないわけにゆかないと思って、チケットはずいぶん前に取っておいた。この三人に亀治郎を加えれば、最もシュンな役者がそろう。今回は博多で澤瀉屋一門での歌…

にっぽんの芸能 芸能百花繚乱『細川の血達磨』:「染五郎 気迫のスタジオ歌舞伎」NHK eテレ

演目は「細川の血達磨」だった。もう、あまりにもツボでコトバがない。いろいろな新しい試みーーそれらは大衆演劇の優れた劇団がすでに採っている芝居への新アプローチだがーーがみられた。講談師の語りに合わせて演じられたこと、火事の場面での火(映像)…

芸能百花繚乱「“東海道四谷怪談”〜忠義と欲望の果てに〜」NHK eテレ

8月15日(月曜日)の芸能百花繚乱は『東海道四谷怪談』(1825)だった。鶴屋南北作であり、『仮名手本忠臣蔵』(1748—1749)の外伝として書かれたものである。歌舞伎ソムリエのおくだ健太郎さんの非常に丁寧、詳細な解説がついていた。いままでの撩乱番組の…