yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

勘九郎・七之助

シネマ歌舞伎『阿弖流為』@大阪シティステーションシネマ6月27日

昨年7月に新橋演舞場で観て感激した舞台。あまりに良かったので、その翌日に急遽チケットを取って再観劇した。運よく上手花道寄り一等席が取れた。すぐ目の前を染五郎、七之助が疾走。モロに彼らの汗が飛んできた。そのあと松竹座にかかった折にもう一度見た…

串田和美演出 コクーン歌舞伎『四谷怪談 』@渋谷シアターコクーン6月7日昼の部

もう、ホントに圧倒された。その「過激」に。もはや伝説になっている感のあるコクーン歌舞伎、『四谷怪談 』を初めて観た。1994年に第一弾、そして2006年に第七弾の公演があった(らしい)。平成中村座とはまた違った演出だったようで、観ておかなかったのが…

勘九郎主演「末広がり(すえひろがり)」明治座四月花形歌舞伎4月8日昼の部

大沼信之作。楽しい作品。狂言の「末広」を素材として、平成3年11月に勘九郎時代の十八世勘三郎が主宰した「第二回勘九郎の会」(於歌舞伎座)で初演されたもの。松羽目物だけれど、新しいものということになる。父、勘三郎のあとを継いで、勘九郎が初めて演…

不条理が「条理」に転じた『浮かれ心中(うかれしんじゅう)』(中村勘九郎主演 in 「明治座四月花形歌舞伎」@明治座 4月7日夜の部

元の本は井上ひさし作の『手鎖心中』。小幡欣治 脚本・演出、大場正昭 演出による。副題が、「中村勘九郎ちゅう乗り相勤め申し候」となっている通り、勘九郎が宙乗りを演じて見せた。どこまでも破天荒で楽しいお芝居。でも見終わった後が怖い。以下配役とみ…

菊之助の人物造型の秀逸が光る『女殺油地獄 』in 「明治座 四月花形歌舞伎」@明治座4月8日昼の部

以下、「歌舞伎美人」から。 <配役> 河内屋与兵衛:尾上 菊之助 お吉:中村 七之助 豊嶋屋七左衛門:中村 勘九郎 太兵衛:坂東 亀 寿 芸者小菊:中村 梅 枝 小栗八弥:中村 萬太郎 おかち:坂東 新悟 白稲荷法印:市村 橘太郎 綿屋小兵衛:片岡 松之助 河…

『重戀雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)』十二月大歌舞伎@歌舞伎座12月25日昼の部

以下、「歌舞伎美人」からの「配役」と「みどころ」。 <配役> 関守関兵衛実は大伴黒主 松緑 小野小町姫 七之助 良峯少将宗貞 松也 傾城墨染実は小町桜の精 玉三郎 <みどころ> 常磐津と竹本の掛け合いでみせる妖艶な女の本性 先帝崩御の後、都に近い逢坂…

『本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)』 in 十二月大歌舞伎@歌舞伎座12月25日昼の部

近松半二 作のながーい狂言。これはそれの一部の「十種香」の場。全体がわかっていないと、内容が追いづらい。同様のことは『妹背山婦女庭訓』にもいえる。夜の部ではこの『妹背山』の通しがかかるのは、その意味で、非常に意味があると思う。見れなくて残念…

『江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし(こりこりばなし)』大阪平成中村座@大阪城西の丸庭園内 特設劇場 10月30日昼の部

「歌舞伎美人」からの配役とみどころ,そして写真が以下。 <配役> 手拭い屋伊之助 中村 扇 雀 女房おきわ 中村 七之助 雇人又市 中村 勘九郎 福造 中村 国 生 屋台そば屋 中村 虎之介 おいね 中村 歌女之丞 おそめ 片岡 亀 蔵 法印重善 中村 橋之助 <みど…

『三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい)』大阪平成中村座@大阪城西の丸庭園内特設劇場 10月30日昼の部

以下、「歌舞伎美人」からの解説と写真。 <配役> 此下兵吉 中村 勘九郎 <みどころ> 小田春永の館にある奥庭へやって来たのは、先頃、小田家に召し抱えられた此下兵吉。御殿を窺う兵吉の様子を不審に思った奴たちが取り押さえると、兵吉は好みの能をうか…

『女暫(おんなしばらく)』 「大阪平成中村座 大坂の陣400年記念」@大阪城西の丸庭園内特設劇場 10月30日昼の部

以下、「歌舞伎美人」からの配役とみどころ。そして写真を。 <配役> 巴御前 中村 七之助 舞台番鶴吉 中村 勘九郎 女鯰若菜 坂東 新 悟 猪俣平六 中村 国 生 紅梅姫 中村 虎之介 手塚太郎 中村 鶴 松 局唐糸 中村 歌女之丞 成田五郎 片岡 亀 蔵 轟坊震斎 坂…

勘三郎の遺志を継いで勘九郎・七之助が「平成中村座」を大阪で

「大坂の陣400年記念『大阪平成中村座』」と銘打っての公演。先日から勘九郎がメディアに頻繁に登場、この公演のPRをしている。なんでも橋下市長にも会って、激励を受けたとか。公演期間は10月25日(日)から11月26日(木)までと、普通の歌舞伎公演とちがい…

勘九郎、七之助の『京人形(きょうにんぎょう)銘作左小刀』八月納涼歌舞伎@歌舞伎座8月21日第二部

以下「歌舞伎美人」からの配役とみどころ。 <配役> 左甚五郎 勘九郎 女房おとく 新 悟 娘おみつ実は井筒姫 鶴 松 奴照平 隼 人 京人形の精 七之助 <みどころ> ◆名匠と人形の精とのつかの間の逢瀬 彫刻の名工、左甚五郎は、廓で見初めた美しい太夫が忘れ…

巳之助、勘九郎の『棒しばり(ぼうしばり)』八月納涼歌舞伎@歌舞伎座8月22日第一部

十世坂東三津五郎に捧ぐ」という詞書がついている。三津五郎へのオマージュ。「歌舞伎美人」から配役とみどころを。 <配役> 次郎冠者 勘九郎 太郎冠者 巳之助 曽根松兵衛 彌十郎 <みどころ> 酒好きの二人がしばられた末の大奮闘 無類の酒好きの太郎冠者…

『祇園恋づくし(ぎおんこいづくし)』八月納涼歌舞伎@歌舞伎座8月21、22日第三部

まるで現代劇。きわめて洒脱。舞台は京都、タイトルにもあるように時期は祇園祭のころ。とはいうものの、全編の基調になっているのは江戸っ子指物師、留五郎の江戸っ子気質とその気風の良さ。ソースが古典落語「祇園会」というから、江戸前の洒脱さは当然な…

歌舞伎NEXT『阿弖流為』染五郎、勘九郎、七之助主演@新橋演舞場7月24日昼の部

劇団新感線の中島かずき作、いのうえひでのり演出のこのお芝居、22日に続き2回目。2回観てあらためて強く感じたのが、「主題」をかなり鮮明に打ち出そうとしているということ。それは今までの歌舞伎にはなかったもの。脚本の中島かずきらしい。高い志、至誠…

歌舞伎NEXT『阿弖流為(あてるい)』@新橋演舞場7月22日昼の部

圧巻だった!最後はスタンディングオベーション。歌舞伎ではめったにない経験。時間を忘れて楽しんだ。脚本が良かった。演出が良かった。そしてなによりも役者が良かった!染五郎、勘九郎、七之助の圧倒的存在感。新しい歌舞伎の誕生。これぞ歌舞伎!累々と…

NEWシネマ歌舞伎『三人吉三』@大阪ステーションシネマ 6月27日

降り注ぐ雪に埋もれて行く三人の吉三たち。彼らの合い携えての死。哀しくも美しく、崇高でさえあった!終わって、クレジットが出て来ても観客は立とうとしなかった。感動で動けなかったんだろう。私も思わず泣いていた。「シネマ歌舞伎」の新しいページが捲…

「黒塚(くろづか)猿翁十種の内」in 壽初春大歌舞伎@歌舞伎座1月3日夜の部

以下、「歌舞伎美人」よりお借りした。 <配役> 老女岩手実は安達原の鬼女 猿之助 山伏大和坊 門之助 強力太郎吾 寿猿 山伏讃岐坊 男女蔵 阿闍梨祐慶 勘九郎 <みどころ> 自らの罪業に苦しむ老女が現す本性 芒(すすき)の生い茂る奥州安達原。日が暮れる…

「蜘蛛の拍子舞(くものひょうしまい)」 in 壽初春大歌舞伎」@歌舞伎座1月3日昼の部

「蜘蛛の拍子舞」花山院空御所の場。以下「歌舞伎美人」より。 <配役> 白拍子妻菊実は葛城山女郎蜘蛛の精 玉三郎 源頼光 七之助 渡辺綱 勘九郎 坂田金時 染五郎 碓井貞光 弘太郎 占部季武 猿四郎 <みどころ> 妖気漂う美しい白拍子の正体は… 物怪(ものの…

「女暫(おんなしばらく)」in 壽初春大歌舞伎@歌舞伎座1月3日夜の部

以下、「歌舞伎美人」からの引用。 <配役> 巴御前 玉三郎 蒲冠者範頼 歌 六 清水冠者義高 錦之助 女鯰若菜 七之助 茶後見 團子 手塚太郎 弘太郎 紅梅姫 梅丸 家老根井行親 橘三郎 局唐糸 笑也 成田五郎 男女蔵 轟坊震斎 又五郎 舞台番辰次 吉右衛門<みど…

「爪王」in「松竹創業120周年
京の年中行事 當る未歳 吉例顔見世興行 新檜舞台開き 東西合同大歌舞伎」@京都南座 12月19日夜の部

最近の南座の顔見世、上方の大御所を主とした演目が並んでいたので、敬遠してきた。坂田藤十郎や片岡秀太郎にかなり食傷気味になっていたので。若手が育っていない。それに比べると江戸(東京)歌舞伎は若手がどんどん育っていて、勢いがある。今回は、最近…

『伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)』十月大歌舞伎@歌舞伎座10月17日&20日昼の部

十七世中村勘三郎二十七回忌 十八世中村勘三郎三回忌 追善上記のようにこの公演は二人の故勘三郎の追善公演だった。というわけで、ほとんどの演目に十八世子息の勘九郎、七之助が出演している。昼の部最後の演目、『伊勢音頭』では以前から再度観たいと願っ…

仁左衛門・玉三郎の『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)寺子屋』十月大歌舞伎@歌舞伎座10月20日夜の部

「寺子屋」は『菅原伝授手習鑑』の一段でしかないが、単独で板に乗ることの最も多い演目のひとつ。松王丸と源蔵との「confrontation」が最大のみどころ。加えて、「主のために自らの子供を犠牲にする」という(おそらくは)現代人には理解できない封建精神を…

勘九郎・七之助で『鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)』十月大歌舞伎@歌舞伎座10月20日夜の部

原作はもちろん三島由紀夫。以下松竹の「歌舞伎美人」からの紹介。 <配役> 鰯賣猿源氏:勘九郎 傾城蛍火実は丹鶴城の姫 七之助 博労六郎左衛門:獅童 傾城薄雲:巳之助 同 春雨:新悟 同 錦木:児太郎 同滝の井:虎之介 同 乱菊:鶴松 庭男実は薮熊次郎太…

『怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)』八月納涼歌舞伎第三部@歌舞伎座8月23日

訪米歌舞伎凱旋記念 三世實川延若より直伝されたる 十八世中村勘三郎から習い覚えし『怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)』、中村勘九郎三役早替りにて相勤め申し候」というものものしい但し書きが付いている。「歌舞伎美人」からの「配役」、「みどころ…

『恐怖時代』八月納涼歌舞伎第一部@歌舞伎座8月24日

昨日、今日と歌舞伎座に行って来た。昨日第二部と第三部を観て、今日は第一部を観た。伊丹空港に着いたら滝のような大雨でびっくり。大雨警報が出ていたよう。家に帰るまでには大分小降りになっていたけど、先日の広島の災害を思いだした。何かまがまがしい…

宮藤官九郎演出 新作歌舞伎『大江戸りびんぐでっど』DVD 平成21 年12月 歌舞伎座公演DVD

ありがたいことにまだ公式サイトが残っているので、リンクしておく。作・演出と主な配役は以下。 宮藤官九郎:作・演出配役 半助 市川染五郎 お葉 中村七之助 大工の辰 中村勘太郎 根岸肥前守 坂東弥十郎 お菊 中村萬次郎 丁兵衛 片岡市蔵 与兵衛 片岡亀蔵 …

シネマ歌舞伎 『野田版鼠小僧』@神戸国際松竹10月30日

松竹のサイトからの案内は以下。 【みどころ】 作・演出:野田秀樹 平成15年8月歌舞伎座において大ヒットとなった舞台です。 現代演劇界を代表する才能の一人、野田秀樹氏の作・演出で、勘九郎(現・勘三郎)を始めとする豪華で個性的な俳優たちの競演です。…

歌舞伎座新開場柿葺落 九月花形歌舞伎『陰陽師 滝夜叉姫』 歌舞伎座9月21日

以下「歌舞伎美人」サイトより。 第一幕 都大路 「晴明、百鬼夜行に遇いしこと」より 第三幕 貴船山中 「将門復活。最後の戦いと大団円」まで 〈配役〉 安倍晴明:染五郎 平将門:海老蔵 興世王:愛之助 桔梗の前:七之助 賀茂保憲:亀三郎 平維時:亀 寿 大…

『梅雨小袖昔八丈 髪結新三』@歌舞伎座8月11日第二部

以下のチラシでは三津五郎の新三が右上、彌十郎の家主長兵衛がその下の写真である。 配役は以下。髪結新三:三津五郎 弥太五郎源七:橋之助 下剃勝奴:勘九郎 白子屋娘お熊:児太郎 家主女房おかく:亀 蔵 車力善八:秀 調 加賀屋藤兵衛:家 橘 白子屋後家お…