yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2019-08-25から1日間の記事一覧

なんともシュールだった忠三郎さんの狂言『成上り』@京都観世会館8月24日

壺齋散人さんの「日本語と日本文化 能について」というブログに、この演目の詳しい内容が載っている。リンクしておく。 以下が演者。 太郎冠者 茂山忠三郎 主人 山口耕道 すっぱ 丸石やすし 後見 増田浩紀 主人から預かった太刀を寝ている間にすっぱに抜き取…

橋本光史師シテの能『安達原 黒頭』in 「井上定期能」@京都観世会館 8月24日

前場からすでにドラマチック。糸車を繰る時の老女の穏やかさが、「閨を見るな!」と言い置く時には尋常ならない厳しさになる。この穏と激との対比を、橋本光史師はくっきりと際立たされて、秀逸だった。 後場は今までに見た『安達原』中、最もヴィジュアルだ…

勝部延和師シテの能『隅田川 彩色』@京都観世会館 8月24日

勝部延和師、地謡方に入っておられるのは2回拝見(拝聴)したのだけれど、シテとして演じられるのを見るのは初めて。勁い謡で、しかも聴いている者の心に響く繊細さが滲み出ていた。普通の観世流のものとはちょっと違うような気がした。後で井上裕久師のお…