yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

2010-12-23から1日間の記事一覧

正念場かも

三日前から口内炎で悩んでいる。十年以上出たことのない症状だ。おそらくストレスから来ているのだろう。来年度の担当科目が決まったけれど、不満なので身体が反応しているのだと思う。大学生に中学レベルの英語を教えるということへの拒否反応なのかもしれ…

前進座『切られお富』@南座 1月公演

前進座が『切られお富』をやるのを、先日南座に顔見世で出向いた折に知った。お富は河原崎国太郎、与三郎を嵐芳三郎、蝙蝠安を藤川矢之輔、赤間源左衛門を中村梅之助、その女房お滝を山崎辰三郎、按摩丈賀を小佐川源次郎という配役である。これは嵐広也の芳…

顔見世演目 『沼津』

近松半二、近松加作の合作ということです。私が歌舞伎を見始めてから見た記憶がありませんので、筋書きの後ろの上演表をチェックすると、やっぱりすべて外していました。平成に入ってからはそう頻繁には演じられていないようです。配役をみると、いかにも上…

今年の顔見世@南座 

ここ2年間、顔見世に行っていなかったので、始まるのがこんなに早いことを忘れていました。10時半でした。席は前から3列目花道をはさんで下手側ですので、花道で見得をきる役者の後姿しか見えませんが、舞台は良く見渡せましたし、表情も双眼鏡なしで分かり…

国際学習到達度調査の結果

国際学習到達度調査PISAの結果、日本の子供たちの学力は相変わらず低迷しているという。以下がWikiのサイトから抜き出した結果である。数学的リテラシー 読解力 科学的リテラシー 1. 上海 600 2. シンガポール 562 3. 香港 555 4. 韓国 546 5. 台湾 543 …

忘年会

といっても、英語のクラスの学生とです。キャンパス近くのお蕎麦やさんで11時半からということにしていました。8人のはずがけっきょく5人でした。かなりがっかりしました。今までの学生との会で欠席者がこんなに多かったのは初めてです。コンパ等で学外あう…

「ブロークバック・マウンテン』(Brokeback Mountain)がベストセラーとは!

Kindle に入っているのは三島由紀夫の『金閣寺』の英語訳のみなので、通勤途中に読むのにe-bookをみてみた。ベストセラーの5つ星が付いたものから順番にみていたら、Brokeback Mountain がトップリストにはいっているのを発見。驚いた!映画が出てからすでに…

「就活」の無意味さ

勤務先でキャリアセンター(以前は「就職課」でしたが)の前を通るたびに気が重くなっている。たびたび報道されているように、今年は前の「超氷河期」を超えるほどの就職氷河期ということで、3年生、4年生の学生が例年よりもはるかに多く出入りしている。そ…

12月7日は真珠湾攻撃の日

日本では12月8日ということになっていますが、アメリカでは12月7日なのです。私の誕生日は12月7日で(最近はあまり思い出したくはないのですが)、アメリカにいった当座はこれをいうのが多少憚られました。アメリカに行く何年か前、本場のお芝居をみようとロ…

論文発表 溝口健二の『残菊物語』

結局論文は『残菊物語』と『浪花エレジー』で書くことにした。溝口のこの2作品、公開年度は1936年、1939年と3年しか違わない。溝口は女性を描かせたら右に出るものがいないほどの「フェミニスト」監督だけど、この二作品はまったく対照的な女性が主人公であ…

UCLAの「現代文明」の講義

大学では「留学準備講座」を教えている。3週間前から、youtube 中のUCLAのレクチャーのいくつかを学生に選ばせている。最初は学生が自分の好みにあったレクチャーを聴くという形をとっていたが、前回から同じレクチャーを聴いている。それが「現代文明、…

百合と翡翠

今日は勤務先の二つの学会の合同研究発表会だった。人文、自然、国際関係に及ぶので、発表者も文・理系両方にまたがっていた。今日の共通テーマは「日本列島」だった。お一方は生物学、それも百合のご専門の先生、もうお一方は考古学がご専門の先生だった。お…

顔見世チケットとれた!

南座の残り座席表をみると、特別席、1等席を除いて完売。ということで、ヤフーオークションを覗いてみました。ここでも状況は同じでした。1階のいちばん後ろの席に25000円はあまりに高い。あきらめようと思ったのですが一応チケットフォン松竹に電話してみ…

映画『残菊物語』の中の歌舞伎舞台

いま溝口健二の映画で論文を書いている。戦前からの映画監督は日本の古典劇の造詣が深いので、作品中にいろいろな演目が出てくる。溝口作品も例外ではない。『浪速エレジー』(1936)では『新版歌祭文』中の「野崎村」の段が、『残菊物語』では『仮名手本忠…

毬谷友子、谷田歩in『令嬢ジュリー』@兵庫県立芸術文化センター 12月3日

いわずと知れたスウェーデンの劇作家ストリンドベリの代表作(1888)である。演出ならびに主演は毬谷友子、助演が谷田歩。1時間30分間休憩なしでの上演だった。夏至祭りの夜、婚約破棄したばかりの伯爵家の令嬢ジュリーが、祭にも参加せず屋敷に残っている。…

西武有楽町店閉店

12月2日のニュースで知りました。しばし懐旧の情に浸りました。歌舞伎座に毎月行っていた頃、関西からやってきて下車した駅がJR有楽町でした。そこから歩いて歌舞伎座に行くのですが、そのときにかならず西武百貨店のビルを通り抜けてゆきます。中が吹き抜…