yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

マリア・カラスのアリアの美しさに圧倒される『私は、マリア・カラス』(Maria by Callas) @シネピピア 2月20日

マリア・カラス好きには堪えられないほど、全編彼女のアリアに満ち満ちている。その合間を、彼女が友人たちにあてた手紙、ドキュメンタリーフィルムが埋めるという構成。以下が「映画.com」からお借りしたスタッフ、キャストと解説。 スタッフ 監督 トム・ボ…

河村和晃師シテの能『国栖』in「林定期能」@京都観世会館 2月16日

この日の舞台は、何よりもその若々しさとみずみずしさで際立っていた。シテの河村和晃師、ツレの松野浩行師と田茂井廣道師、それぞれがそのパワーを全身で発揮されたのが、見ている側にもビンビンと伝わってきた。とくに松野浩行師と田茂井廣道師は「女性の…

「ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)2019」最新情報

「Spice」からの情報をリンクさせていただく。 spice.eplus.jp 今シーズン、以下の9作品の上映が決定したとのこと。 『マクベス』2019/2/15(金)~2/21(木) 『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』2019/3/1(金)~3/7(木) 『リア王』2019/4/19(金…

3月観劇予定

まず歌舞伎。8日から9日にかけて東京遠征をする予定。8日に歌舞伎座で昼夜を見る。幸四郎と猿之助の共演と役替えが楽しみ。この二人は今や最も熱い役者。見る前かすごいことになるのが予想できる。翌9日は国立劇場菊之助、梅枝が仕切る花形歌舞伎を見る。 9…

ヴェルディ『椿姫』 La Traviata 新演出 in 「MET ライブビューイング」@大阪ステーションシティシネマ 2月8日

以下が公式サイトにアップされていた宣伝写真。 MET公式サイトより『椿姫」 以下公式サイトからのスタッフ、出演者、あらすじ情報。 指揮:ヤニック・ネゼ=セガン 演出:マイケル・メイヤー 出演: ヴィオレッタ・ヴァレリー:ディアナ・ダムラウ (ソプラ…

文楽劇場公演記録鑑賞会『伽羅先代萩』(「第415回公演記録鑑賞会」)@国立文楽劇場小ホール 2月1日

はてさて、27年前の『伽羅先代萩」の舞台は現在のものと同じなのか、それとも違っているのか。興味深い発見がいくつかあった。 記録映画『伽羅先代萩」 過去の演者と現在の演者 現在の演じ方 記録映画『伽羅先代萩」 人形 政岡 吉田文雀 千松 吉田幸助 鶴千…

能『朝長』 in 「TTR能プロジェクト冬公演」@大槻能楽堂 2月2日

演能の前に、村上湛氏による解説があった。朝長という若武者像が浮かび上がってきた。日本人好みの悲運の英雄である。 あまりにも短い朝長の生涯 「父−子」にこだわった観世元雅らしい着眼 修羅になりきったシテ 「TTR」とは? あまりにも短い朝長の生涯 『…

能の新しい可能性への挑戦だった能楽『鷹姫』in 「シリーズ 舞台芸術としての伝統芸能 vol.2 」@ロームシアター京都 2月3日

一昨年10月に京都観世会館で『鷹姫』をみている。その時書いた記事をリンクしておく。 www.yoshiepen.net とにかくすばらしくて震えるほど感動した。役の人物が憑依したかのような、シテの九郎右衛門師とシテツレの味方玄師だった。岩役の地謡方も力があり、…

2月観劇予定

能観劇 オペラ・バレエのシネマ版 能観劇 もうすでに2月に突入。今月の東京遠征は断念。1日に文楽記録映画、『伽羅先代萩』を文楽劇場でみた。2日にはTTR能プロジェクト冬公演で『朝長』をみた。そして今日3日は京都ロームシアターで『鷹姫』を観劇。 今月の…

梅原猛氏を悼む

1月13日に亡くなられたという。93歳だった。 「歴史謎解き」のパイオニア、梅原猛 「梅原古代学」の面白さ 梅原氏と歌舞伎 梅原氏と能 「歴史謎解き」のパイオニア、梅原猛 最初に読んだ梅原氏の著作は『水底の歌』で、それまで教科書中の歌にのみ「鎮座」し…

「アナザーストーリーズ▽羽生結弦オリンピック連覇~メダリストたちが語る最強伝説」@NHK BS プレミア 1月30日放映

フィギュア界のみならず世界の宝である羽生結弦選手。彼の「未来」を確信し、それを応援する人たちを追った番組。「アナザーストーリーズ」というだけあり、羽生選手自身の動向云々より、彼を取りまく第一級の人物たちの彼へのオマージュを収集している。面…

新作能『王昭君』——国境を越えて——@たかいし市民文化会館 アプラ大ホール 1月26日

豪華なお囃子方 悲劇の美女、王昭君 新作能『王昭君』の特徴 演者の力演 豪華なお囃子方 人間国宝の小鼓方大倉源次郎師、それに大鼓の大倉慶乃助師が出演される上、新作能ということで、予約をとっていた。前の週の土曜日に足を捻挫してしまい、「片山定期能…

エキゾティシズムにあふれた『ラ・バヤデール』La Bayadère in 「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2018/19」@TOHOシネマズ西宮 1月18日

以下、公式サイトからの情報。サイトもリンクしておく。 ラ・バヤデール | 「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」公式サイト 【振付】マリウス・プティパ 【追加振付】ナタリア・マカロワ 【音楽】レオン・ミンクス 【指揮】ボリス・グルージン …

若手の息遣いが聞こえた『冥途の飛脚』@国立文楽劇場 1月16日夜の部

各段の主要な演者一覧を以下に。 人形 吉田玉男 (忠兵衛) 豊松清十郎(梅川) 吉田玉輝 (八右衛門) 吉田蓑二郎(母妙閑) 吉田清五郎(下女まん) 吉田玉志 (手代伊兵衛) 浄瑠璃・三味線 淡路町の段 <口> 豊竹希太夫 竹澤団吾(三味線) <奥> 竹本…

眼福・耳福の「阿古屋琴責の段」『壇浦兜軍記』in 「文楽初春公演」@国立文楽劇場 1月16日夜の部

先月、歌舞伎座で児太郎の阿古屋を見たばかり。最高峰に位置する女方役者が務める役だというのが、よくわかった。三曲を弾き分ける難しさだけではなく、存在そのものが華のきらびやかさを纏っていなくてはならない。出端の瞬間、「アァ!」と客席から嘆声が…

しみじみと「懐かしい」感のある『壺坂観音霊験記』@国立文楽劇場 1 月14日

お里の夫への愛と強い信仰心は、やはり心を打つ。観音の霊験を受けて、ついには夫の目が見えるようになったというハッピーエンドも、ホッとするしうれしい。 あまりにも有名な「三つ違いの兄さんと」 しみじみとした夫婦愛にほっこりする 浄瑠璃・呂勢太夫と…

ベテランと若手の掛け合いは必見『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』@国立文楽劇場 1月14日第一部

予想を超えた舞台だった。 予想を超えた舞台だった。 若手が「仕切る」活気に溢れた舞台 演者と観客の掛け合い 独自の解釈から生まれる語りの客観性 若返りが著しい人形遣い 人形浄瑠璃から歌舞伎へ 若手が「仕切る」活気に溢れた舞台 最近の文楽舞台は活気…

ワキで魅せた『寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)』in 「新春浅草歌舞伎」@浅草公会堂 1月10日

「歌舞伎美人」からの配役一覧、そしてチラシは以下。 曽我五郎時致 尾上 松也 曽我十郎祐成 中村 歌昇 小林朝比奈 坂東 巳之助 大磯の虎 坂東 新悟 鬼王新左衛門 中村 隼人 化粧坂少将 中村 梅丸 工藤左衛門祐経 中村 錦之助 ひとことでいうなら、「華がな…

3年前の「芋掘長者」との落差に愕然とした「芋掘長者」in 「新春浅草歌舞伎」@浅草公会堂の部 1月10日

2015年8月の歌舞伎座公演と比べるのは酷なのかもしれない。でもあえて、言挙げしておく。3年前は巳之助と橋之助(現芝翫)の取り合わせ。3年前の歌舞伎座での「芋掘長者」との落差に、愕然としてしまう。 www.yoshiepen.net 今回は橋之助の役を巳之助が、前…

趣向を凝らした荒城版「お夏清十郎」——劇団荒城『迷宮』@篠原演芸場 1月10日

「狂乱」というタイトルは劇団スケジュールで分かっていたのだけれど、それが「お夏狂乱」からきているとは!芝居が始まって「お夏」、「清十郎」の名が出てきて、初めて気づいた。 「お夏精十郎」の種になっているのは、姫路で実際に起きた事件。それが歌祭…

手練れ揃いで面白くないわけがない『松竹梅湯島掛額』@歌舞伎座 1月9日夜の部

この日は前日に続いて国立劇場の歌舞伎を見たのだが、第4幕まで見て、歌舞伎座に移動、なんとか夜の部にぎりぎりセーフだった。 猿之助・幸四郎・七之助の阿吽の呼吸がいい! 「八百屋お七」をシャレのめす趣向 三人三様の「ずらし方」に見応えが 猿之助・…

菊五郎劇団の通し狂言『姫路城音菊礎石』再見@国立劇場 1月9日

今日再見して、あやふやだった箇所が多少は埋まったような気がする。ここまで意趣に富んだ狂言なので、個人の印象、解釈、ともにその人独自のものになるはず。奥の深い作品である。その人の歌舞伎との付き合い方に応じて、理解が異なるのは、優れた作品であ…

通し狂言『姫路城音菊礎石(ひめじじょうおとにきくそのいしずえ)』国立劇場 1月8日

若手役者によるラインダンスで幕が開いた!冒頭部から興奮してしまった。あまり期待していたわけではないので(スミマセン)、嬉しい驚き。ホント、驚きに満ちていた。 「実験演劇」としての歌舞伎 その「荒唐無稽」は菊五郎が仕切る歌舞伎の先祖還り 菊之助…

福助・児太郎の親子共演が嬉しい「鴫立澤対面の場」in『吉例寿曽我』@歌舞伎座1月7日昼の部

配役とみどころ 児太郎の「女工藤」 「春駒」とは? 歌舞伎のお囃子方 配役とみどころ 「歌舞伎美人」からの配役とみどころを以下に。 配役 工藤奥方梛の葉 福助 曽我一万 七之助 小林妹舞鶴 児太郎 局宇佐美 梅花 八幡三郎 福之助 近江小藤太 松江 曽我箱王…

幸四郎の「つっころばし」が新鮮だった「吉田屋」『廓文章』@歌舞伎座 1月7日 昼の部

配役とみどころ 幸四郎のつっころばし戦略 上方との差別化 ここまでやる? 竹本と清元のサポート 七之助の戦略 配役とみどころ 「歌舞伎美人」からお借りしたチラシ、そして配役とみどころが以下。 藤屋伊左衛門 幸四郎 扇屋夕霧 七之助 吉田屋喜左衛門 歌六…

『鬼平外伝 正月四日の客』@関西テレビ 1月3日再放送

優れた脚本 主要キャスト あらすじ 亀の小五郎を演じた松平健の人物造型が素晴らしい 食べる所作に出る品格 「目」の演技の秀逸 庄兵衛役の柄本明の抑えた演技がいい 二人が醸し出す連帯感が泣ける 原作は、池波正太郎の『にっぽん怪盗伝』中の「正月四日の…

河村晴久師シテの能『羽衣』in 「学校教育に能を!公開収録」@京都観世会館 12月25日

一昨年にも同様のワークショップに参加させていただいた。教育教材用のDVD作成が主目的ということで、教育関係者は無料。それが申し訳ないほど、充実した企画だった。第一部が能『羽衣』鑑賞、第二部が、講演、ワークショップ「能舞台と教育現場とつなぐ」と…

玉三郎が「夢幻能」を現出させた「傾城雪吉原(けいせいゆきのよしわら)」(Bプロ)@歌舞伎座 12月23日夜の部

「傾城と雪」の取り合わせの歌舞伎舞踊は、平成21年12月の「歌舞伎座さよなら公演」で、先代芝翫が「雪傾城」(『月雪花名歌姿絵』の一部)として披露している。この時は、児太郎、そして現芝翫の子息たちも共に踊ったとか。元をたどれば、成駒屋の持ち舞踊…

中車のエグさ倍増『あんまと泥棒(あんまとどろぼう)』@歌舞伎座 12月23日夜の部

「歌舞伎美人」からお借りした解説が以下。 村上元三 作・演出 石川耕士 演出 配役 泥棒権太郎 あんま秀の市 松緑 中車 笑いを誘う対話の妙 ある夜更け、あんまの秀の市の家に泥棒の権太郎が現れます。権太郎は刃物で脅し、金を出すよう迫りますが、秀の市は…

児太郎が阿古屋を演じた「阿古屋」『壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)』@歌舞伎座 12月23日夜の部

以下が、「歌舞伎美人」からお借りした配役とみどころ。 遊君阿古屋 遊君阿古屋 秩父庄司重忠 榛沢六郎 岩永左衛門 梅枝(4・8・12・16・22・25日) 児太郎(5・9・15・19・23日) 彦三郎 坂東亀蔵 玉三郎 目にも耳にも麗しい豪華な女方屈指の名作 平家滅亡…