yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

年期の入った幸四郎のつっころばし『大當り伏見の富くじ』in「壽初春大歌舞伎」@大阪松竹座1月14日夜の部

ちょうど8年前にこの松竹座で当時染五郎だった現幸四郎が大活躍だったこの芝居を見ている。その斬新に強烈な印象を受け、記事にしている。リンクしておく。 www.yoshiepen.net もう8年も経ったのかと感無量。染五郎は幸四郎に「出世」して、他の演者にも入れ…

年期の入った幸四郎のつっころばし『大當り伏見の富くじ』in「壽初春大歌舞伎」@大阪松竹座1月14日夜の部

ちょうど8年前にこの松竹座で当時染五郎だった現幸四郎が大活躍だったこの芝居を見ている。その斬新に強烈な印象を受け、記事にしている。リンクしておく。 www.yoshiepen.net もう8年も経ったのかと感無量。染五郎は幸四郎に「出世」して、他の演者にも入れ…

林宗一郎師シテの爽やかな脇能『養老』 in「京都観世会1月例会」@京都観世会館1月12日

脇能とは『翁』の後で上演される能で、神をシテとする能のこと。『養老』は男神能。作者は世阿弥。今回の舞台は『翁』の延長で、お囃子方も地謡もほぼ同じ。『翁』との連続性が際立たされていた。 世阿弥の能はどこかスッキリとしていて、爽快感がある。ごち…

観世清和師の『翁』in「京都観世会1月例会」@京都観世会館 1月12日

『翁』を初めてフルで見たのは3年前の1月3日、八坂神社での奉納能でのこと。シテ翁を金剛流宗家の金剛永謹師、三番三を茂山茂師が演じられた。シテの白色尉、三番三の黒色尉の面、それに三番三による鈴ノ段での能らしからぬ派手さが印象的だった。あとで能成…

べらぼうに楽しかった!劇団荒城「あの二人が帰ってくる 弥次喜多 型破り八栗爆裂計画」@篠原演芸場 1月7日夜の部

この趣向というかアイデアは、猿之助・染五郎(現幸四郎)歌舞伎の「あの二人が帰ってきた 東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖」なんですね。歌舞伎版では歌舞伎でかかる常套芝居をパロディにしてコラージュにしていた。荒城版では荒城オリジナル芝居の幾つかを…

「風流夢譚」の謎が解けた?三島由紀夫氏と(前皇后)正田美智子嬢の「お見合い」顛末

昭和32年に皇太子明仁殿下と結婚する前の正田美智子嬢が25回お見合いをして(その全てに断られていた?)というのを耳にしたことがあった。一種の都市伝説となっていたのかもしれない。断られたのも「へぇー、そうなんだ」程度の感想しかなかった。ただ、三…

エネルギーレベルが高くなかったのが残念『通し狂言  菊一座令和仇討』@国立劇場 1月6日

チラシの表と裏をアップしておく。 いつもの菊五郎劇団とちょっと違った感じがしたのは私の思い過ごしだろうか。だって、この作品の基は四世南北なんですよ。それが退屈な芝居になっていた。南北作品をそのまま2時間あまりに収めるのは無理。ということで、…

国定忠治物語の再構成『忠治全通し 前編・後編』in「劇団荒城正月公演」@篠原演芸場 1月6日夜の部

大衆演劇ではおなじみの「国定忠治」。虚実ない交ぜの様々なエピソードが展開する。清水次郎長と同じく、国定忠治については大衆演劇を見るまではほとんど知らなかった。あの桃屋のCMでの彼の「名ゼリフ」は知ってはいたのだけれど、その先に行っていなかっ…

蘭太郎さんの狂四郎があまりにもハマリ役『蘭太郎版 あがぺー』in 「劇団荒城 1月公演」@篠原演芸場 1月4日夜の部

またまた出ました「父殺し」のテーマ。勘太郎さん作だという。ご自身で一度演じて、今回は弟の蘭太郎さんに主人公を委ねた。もともと蘭太郎さんを想定して書いた脚本だとか。確かに、蘭太郎さんの方がこの狂四郎にニンが近い。勘太郎さんは役の芯に深く、鋭…

劇団荒城の「三番叟」は正統派@篠原演芸場 1月2日、3日

劇団荒城の「三番叟」が秀逸と聞き及んでいたけれど、実際の舞台はそれ以上だった。今までに見てきた大衆演劇での「三番叟」とはかなり違っていた。もっとも私が見てきたのは主として拠点が関西の劇団のもの。大抵は歌舞伎の、それも崩した形の「なんたら三…

三代目同士(同志)の「和解」を描いた『紺血』劇団荒城正月公演@篠原演芸場 1月2日夜の部

映画、浪曲では有名な清水次郎長。旅芝居(大衆演劇)で頻繁に彼を主人公にした芝居を観るまで、ほとんど知らなかった。ましてや次郎長にまつわる(史実、フィクション取り混ぜた)人物群については全く知識がなかった。だから個別名が出てくるたびに慌てて…

「皇室の尊厳」、日本の尊厳を守るには、秋篠宮一家は皇籍離脱一択しかない!

あまりにもの下世話なスキャンダルの数々。この一家の人にdecencyなんてことばは当てはまるの? 到底無理でしょ?一家揃っての「皇籍離脱」が、彼らにとって、なによりも私たち国民にとって、最上の解決策。あなたたち一家の醜態をこれ以上見たくはない。皇…

羽生結弦選手のエキシビション 「SEIMEI」in 「全日本フィギュアスケート選手権大会 2009年12月23日」@国立代々木競技場  すごいものを見てしまった!

表現者としての羽生結弦選手の面目躍如たる「SEIMEI」だった。おそらくフィギュア史上に残るであろう芸術的完成度の高い「SEIMEI」。興奮が醒めやらない。他の演者が(どれほどの演技をしようとも)有無を言わせず君臨する。そんなドラマを見せてくれた。感…

片山九郎右衛門師の若々しい盧生だった 能『邯鄲』@京都観世会館12月22日

見ている間に、三島由紀夫の『近代能楽集』の巻頭を飾る『邯鄲』が浮かんできた。九郎右衛門師が演じられる盧生に三島『邯鄲』の次郎が重なった。以前にみた『邯鄲』ではこういうことは起きなかった。九郎右衛門師の盧生解釈がおそらく他演者と異なっていた…

どこからみても羽生結弦選手が一番 次元が違う!in「フィギュアスケート全日本選手権2019」@国立代々木競技場12 月22日

フリーの演技を終えて、二位選手との点差が8点もあるなんて、到底納得できない。ショートとの差を勘案するとフリーで13点も羽生結弦選手の方が少ないなんて。おかしい。到底承服できない。 宇野選手のジャンプのいくつかには瑕疵があった。それにステップ、…

その気品の高さ、きらめきで「煌」の化身−−羽生結弦選手の目にも鮮やかな「秋によせて(Otonal)」 in「全日本フィギュアスケート選手権2019、男子ショート・プログラム」 12月20日@ フジテレビ

改めて、その美しさと力強さに感動。スポーツではこの二つは両立しないことが多いけれど、羽生選手の場合は完璧なまでの一致。 4年ぶりの全日本、全くぶれがなく、彼の自らの技への「信頼」が窺えた。強靭と美の混合態。それをごく当たり前のように、自然体…

敬宮愛子内親王を皇太子に! 秋篠宮娘二人の「宮家」創設には絶対反対!「旧皇族復帰」も断固反対!

以下の記事を読んで、戦慄してしまった。 女性・女系天皇議論 安倍首相は「棚上げ」の方向性 NEWS ポストセブン 12/21(土) 7:00配信 安倍首相が女性・女系天皇の議論は棚上げして、女性宮家を作る気満々だとわかった。呆れてものが言えない。あの小室某が宮…

2020年1月観劇予定

新年1月は能楽例会の目白押しである。例会のほとんどを見る予定にしている。とくに元旦の京都観世会の「謡初式」に参加したい。最初に参加したのが、もう2年前になるなんて。その時は観世会館から平安神宮に移動、能と狂言をみた記憶が蘇って来た。 歌舞伎…

若手中心のダイナミックな舞台『紅葉狩 鬼揃』in「京都観世会12月例会」@京都観世会館12月15日

なんと鬼女(前場では上臈)がゾロゾロ五人も登場する。シテ(前場では上臈の長、後場では鬼女神)の林宗一郎師を入れると六人が舞台をところ狭しと舞い回る。実に壮観。中心にはもちろん宗一郎師。お若い。鬼女たちも若い演者であるのが、なんとなくわかる…

「美智子前皇后の愛読書は女性週刊誌」という暴露に笑ってしまった

元宮内庁職員の小山さんのブログ「皇室是々非々自録」で暴露されていた。納得。 koshitsu.info 記事を一部引用させていただく。 美智子さま愛読書は「女性週刊誌」 一方、雅子さまは「研究書」を熱心に嗜む 美智子さまの愛読書は『ジーヴスの事件簿』(P・G…

「上皇后さま、血混じる嘔吐も ストレス原因か、経過観察 宮内庁」へのネット民反応が凄まじい:批判ばかりすでに8000件の勢い

12月13日午後6時に立ち上げた「ガールズちゃんねる」のトピックが上のタイトル。 girlschannel.net それがすでに15日午前9時で8000件に迫る勢い。ほぼ全部が美智子前皇后批判に加えて秋篠宮夫婦、そのできの悪い子供たちへの批判。Yahooのこのニュースへの…

美智子前皇后の「異常」を報道する週刊誌・新聞の異常——女性週刊誌&朝日新聞vs.ブログ「皇室是是非非自録」

平成は女帝の時代だった。 週刊誌、特に女性週刊誌を、皇室担当記者を抱き込み、昭和、平成の長きにわたってヨイショ記事を書かせてきた前皇后。そして令和になっても、天皇陛下、雅子皇后陛下に慶事があるとそれを邪魔する(それに水を差す)かのように、自…

やはり素晴らしかった浅井通昭師の『天鼓』in「井上定期能12月公演」@京都観世会館12月7日

今回の公演チラシが以下。 今年9月の公演で、浅井通昭師が演じた『錦木』に衝撃を受けた。記事にしている。 www.yoshiepen.net 格の高さ、品位、そして美しさで申し分なかった。どういう方なんだろうと思っていた矢先、この公演に出逢えた。幸運としか言いよ…

白鴎の風格、脇のうまさが光った『近江源氏先陣館——盛綱陣屋——』in「十二月歌舞伎」@国立劇場 12月5日昼の部

一応公式サイトのチラシをアップしておく。 近松半二作の古典歌舞伎「盛綱陣屋」、今まで見てきて楽しめたことはなかった。ところがである、今回の「盛綱陣屋」は大ヒットだった。とにかく白鴎が良かった。品格があった。加えて脇を固める役者が粒ぞろい。そ…

幸四郎がチャップリンに挑む『蝙蝠の安さん』in「十二月歌舞伎公演」@国立劇場 12月5日昼の部

かなり期待していたので、ちょっと肩透かしを喰らった感がある。でもそれは無い物ねだり。もともと木村錦花がチャップリンの『街の灯』を歌舞伎にした作品で、それを十三代目守田勘弥が演じているので、「元ネタ」が既にあった。それをそう大幅には改変でき…

梅枝の阿古屋で『壇浦兜軍記』in「十二月大歌舞伎」@歌舞伎座 12月4日昼の部

まず、「配役」と「みどころ」を「歌舞伎美人」からお借りする。 遊君阿古屋 秩父庄司重忠 榛沢六郎 岩永左衛門 梅枝 彦三郎 功一 九團次 愛する人を思い奏でる、麗しき音色 平家滅亡後、平家の武将悪七兵衛景清の行方を詮議するため、問注所に引き出された…

玉三郎の「保名」in「十二月大歌舞伎」@歌舞伎座 12月4日昼の部

「歌舞伎美人」から「みどころ」をお借りする。 恋人の面影を追い、春の野をさまよう 桜と菜の花に彩られた春。野辺をさまよい歩くのは、恋人が自害したことを嘆き、正気を失った保名。亡き恋人の姿を追い求めますが、現実に引き戻され、形見の小袖を狂おし…

梅枝が本領発揮した『神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)頓兵衛住家の場』in 「十二月大歌舞伎」@歌舞伎座 12月4日夜の部

作は福内鬼外とあるけれど、平賀源内のペンネームだとか。 全編義太夫語りに乗りながらの狂言。これがどれほど難しいことか。それを「新米」の梅枝が見事に演じきった。素晴らしかった。「歌舞伎美人」から「配役」と「みどころ」をお借りする。 <配役> 渡…

『本朝白雪姫譚話(ほんちょうしらゆきひめものがたり)』in「十二月大歌舞伎」@歌舞伎座12月4日夜の部

随分以前に「俳優祭」での上演があったらしいが(データベースには載っていなかった)、この『白雪姫』はそれとは違った形、内容になっているようである。玉三郎が中心となって、グリム原作を下敷きに歌舞伎にしたということ。竹柴潤一、脚本坂東玉三郎 補綴…

今月の歌舞伎座公演は玉三郎が考える「歌舞伎」の理想形を示したものだった?

「歌舞伎美人」サイトから今月のチラシをお借りする。 今月の歌舞伎座公演は、芝居も舞踊も玉三郎好みの色合いが強いように感じた。玉三郎が自身が理想形とする「歌舞伎」を示したものとして、ずっと語り継がれるかもしれない。 古典芝居・舞踊(『壇浦兜軍…