yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

観世清和師の『翁』in「京都観世会1月例会」@京都観世会館 1月12日

『翁』を初めてフルで見たのは3年前の1月3日、八坂神社での奉納能でのこと。シテ翁を金剛流宗家の金剛永謹師、三番三を茂山茂師が演じられた。シテの白色尉、三番三の黒色尉の面、それに三番三による鈴ノ段での能らしからぬ派手さが印象的だった。あとで能成…

べらぼうに楽しかった!劇団荒城「あの二人が帰ってくる 弥次喜多 型破り八栗爆裂計画」@篠原演芸場 1月7日夜の部

この趣向というかアイデアは、猿之助・染五郎(現幸四郎)歌舞伎の「あの二人が帰ってきた 東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖」なんですね。歌舞伎版では歌舞伎でかかる常套芝居をパロディにしてコラージュにしていた。荒城版では荒城オリジナル芝居の幾つかを…

「風流夢譚」の謎が解けた?三島由紀夫氏と(前皇后)正田美智子嬢の「お見合い」顛末

昭和32年に皇太子明仁殿下と結婚する前の正田美智子嬢が25回お見合いをしていた(その全てに断られていた?)というのを耳にしたことがあった。一種の都市伝説となっていたのかもしれない。断られたのも「へぇー、そうなんだ」程度の感想しかなかった。ただ…

エネルギーレベルが高くなかったのが残念『通し狂言  菊一座令和仇討』@国立劇場 1月6日

チラシの表と裏をアップしておく。 いつもの菊五郎劇団とちょっと違った感じがしたのは私の思い過ごしだろうか。だって、この作品の基は四世南北なんですよ。それが退屈な芝居になっていた。南北作品をそのまま2時間あまりに収めるのは無理。ということで、…

国定忠治物語の再構成『忠治全通し 前編・後編』in「劇団荒城正月公演」@篠原演芸場 1月6日夜の部

大衆演劇ではおなじみの「国定忠治」。虚実ない交ぜの様々なエピソードが展開する。清水次郎長と同じく、国定忠治については大衆演劇を見るまではほとんど知らなかった。あの桃屋のCMでの彼の「名ゼリフ」は知ってはいたのだけれど、その先に行っていなかっ…

蘭太郎さんの狂四郎があまりにもハマリ役『蘭太郎版 あがぺー』in 「劇団荒城 1月公演」@篠原演芸場 1月4日夜の部

またまた出ました「父殺し」のテーマ。勘太郎さん作だという。ご自身で一度演じて、今回は弟の蘭太郎さんに主人公を委ねた。もともと蘭太郎さんを想定して書いた脚本だとか。確かに、蘭太郎さんの方がこの狂四郎にニンが近い。勘太郎さんは役の芯に深く、鋭…

劇団荒城の「三番叟」は正統派@篠原演芸場 1月2日、3日

劇団荒城の「三番叟」が秀逸と聞き及んでいたけれど、実際の舞台はそれ以上だった。今までに見てきた大衆演劇での「三番叟」とはかなり違っていた。もっとも私が見てきたのは主として拠点が関西の劇団のもの。大抵は歌舞伎の、それも崩した形の「なんたら三…

三代目同士(同志)の「和解」を描いた『紺血』劇団荒城正月公演@篠原演芸場 1月2日夜の部

映画、浪曲では有名な清水次郎長。旅芝居(大衆演劇)で頻繁に彼を主人公にした芝居を観るまで、ほとんど知らなかった。ましてや次郎長にまつわる(史実、フィクション取り混ぜた)人物群については全く知識がなかった。だから個別名が出てくるたびに慌てて…

秋篠宮一家は皇籍離脱をーー「皇室の尊厳」、日本の尊厳を守るにはそれしかない!

あまりにもの下世話なスキャンダルの数々。この一家の人にdecencyなんてことばは当てはまるの? 到底無理でしょ?一家揃っての「皇籍離脱」が、彼らにとって、なによりも私たち国民にとって、最上の解決策。あなたたち一家の醜態をこれ以上見たくはない。皇…

羽生結弦選手のエキシビション 「SEIMEI」in 「全日本フィギュアスケート選手権大会 2009年12月23日」@国立代々木競技場  すごいものを見てしまった!

表現者としての羽生結弦選手の面目躍如たる「SEIMEI」だった。おそらくフィギュア史上に残るであろう芸術的完成度の高い「SEIMEI」。興奮が醒めやらない。他の演者が(どれほどの演技をしようとも)有無を言わせず君臨する。そんなドラマを見せてくれた。感…