yoshiepen’s journal

さまざまな領野が摩擦しあい、融合し、発展するこの今のこの革命的な波に身を任せ、純な目と心をもって、わくわくしながら毎日を生きていたいと願っています。

「Origin」を超えて——羽生結弦選手フリー演技「オリジン」in 「世界フィギュアスケート選手権2019」

羽生結弦選手はプルシェンコ選手の「オリジン」を起点として、どのようにして自らのドラマを創り上げたのか。その経緯を見届けることができた。 しゃがみこみ腕を前後に広げた最初のポーズは、彼の「オリジン」たるプルシェンコ選手のもののコピーのようであ…

優しさに溢れた羽生結弦選手の「春よ、来い」in フィギュアスケート世界選手権2019 エキシビション

戦闘的なフリーの「Origin」とは打って変わって、こちらはファンタジー作品から抜け出てきたような可憐な妖精、羽生結弦選手。見ているものを包み込む優しさが全身から放射されていた。それを浴びれば夢の中に素直に導かれてしまう。そして癒される。そんな…

感動の嵐——羽生結弦選手のフリー演技

先ほど、彼のフリー演技が終わった。涙が止まらない!素晴らしい「Origin」。羽生結弦が「羽生結弦」である所以を魅せてくれた。これほど優雅で凛々しく舞うフィギュア選手がいるだろうか。彼の前の人も後の人も案山子が器械体操を踊っているのにしか見えな…

4月観劇予定

4月、能公演が目白押し。 大江能楽堂では「喜多流涌泉能」を見る。昨年、京都造形芸大でのセッションで感銘を受けた高林白牛口二師の独吟、「隅田川」が聴ける。もちろん呻二師シテの能『実盛』、昌司師シテの『雷電』も。 京都観世会館での「片山定期能」は…

一般ビジネス書の充実した日本橋の丸善が楽しい

東京遠征の最終日には国立劇場で歌舞伎を見ることが多い。ただ、開演が12時と遅め。ホテルは10時までにチェックアウトしなくてはならないので、なにかの時間つぶしを見つける必要がある。美術館に行くこともあるけれど、駆け足で見ると見た気がしない。今回…

美貌のメゾ、クレモンティーヌ・マルゲーヌがすばらしい『カルメン』MET ライブビューイング(Season 2018-2019) @大阪ステーション・シティシネマ 3月10日

以下、オフィシャルサイトにアップされていた写真をお借りする。 以下、METのオフシャルサイトからお借りした情報。 <スタッフ・キャスト> 指揮: ルイ・ラングレ Louis Langrée 演出: リチャード・エア Sir Richard Eyre 出演者 カルメン(メゾソプラノ)…

「高嶋館・竹藪」と「土佐将監閑居」(通称「吃又」)二幕の『傾城反魂香』in 「三月大歌舞伎」@歌舞伎座 3月8日昼の部

「配役」と「みどころ」 珍しい序幕「高嶋館」の上演と頻繁に上演される「吃又」 印象的だった役者たち 「配役」と「みどころ」 以下、「歌舞伎美人」から拝借した「配役」、「みどころ」。 高嶋館・竹藪〉 〈土佐将監閑居〉 狩野四郎二郎元信 不破入道道犬 …

勘太郎君のうまさと健気さに唸った『盛綱陣屋(もりつなじんや)』 in 「三月大歌舞伎」@歌舞伎座 3月8日夜の部

勘太郎の頑張り 退屈な展開 仁左衛門と秀太郎兄弟はやっぱりイイ! 勘太郎の頑張り 勘太郎君が出るのを知らなかったので、演者一覧を見て驚いた。『盛綱陣屋』なんてのは厭というほど見てきているので、主演者のみをチェックして一同を確認していなかった。…

幸四郎・猿之助のダブルキャストが面白い『弁天娘女男白浪』in 「三月大歌舞伎」@歌舞伎座 3月8日夜の部

幸四郎・猿之助の遊び心から生まれる滑稽感 二人の思惑は? 意外と「大真面目」(?)な幸四郎と猿之助 白鸚の大きさ 幸四郎・猿之助の遊び心から生まれる滑稽感 「浜松屋見世先」より「稲瀬川勢揃い」までの二場構成。そして、斬新(?)な幸四郎・猿之助の…

お洒落な「見立て」の織物——幸四郎の「傀儡師(かいらいし)」in 「三月大歌舞伎」@歌舞伎座 3月8日昼の部

「歌舞伎美人」からの解説 人形遣いが人形の振りで踊る「傀儡師」 「傀儡師」とは? まるで連想ゲーム テーマ構成の妙 「歌舞伎美人」からの解説 幸四郎のソロ舞踊。「歌舞伎美人」からの解説が以下。 洒落た味わいの風俗舞踊 傀儡師が、お七吉三の恋模様や…